ヤンチャなのか、単に暴力的なのか。人気俳優アレック・ボールドウィン(54)が、またしてもとんでもない行為に出たとして大変な騒ぎになっている。
昨年当サイトでも報じた“俳優アレック・ボールドウィンの機内トラブル”を覚えていらっしゃる方も多いだろう。去る12月、機内に乗り込んでいたアレックは客室乗務員の度重なる指示を無視。人気の携帯ゲーム『Words With Friends』に興じ電源を切ることを拒んだ挙句に暴言を吐いたとして、飛行機から降ろされてしまった。その腹いせにアレックはTwitter経由で航空会社に対する暴言を連発、航空会社もたまらず事情を暴露するという、非常に醜い争いに発展した。その後、アレックが一時期ではあるがTwitterのアカウントを削除していたため「ちょっとは大人しくなるか?」と思われていたが、今度はカメラマンに激高、そのアゴに強烈なパンチを食らわせるという暴挙に出た。
事件が起こったのは火曜日の朝のこと。この日アレックは婚約者であるヒラリア・トーマスさんと共に結婚許可証の発行を行うため、役所に出向いた。その姿を『New York Daily News』紙のカメラマン、マーカス・サントス氏らが撮影しようと建物の外に待ち構えていた。これを知りアレックは激高。「下がれ!」と複数回要求したため現場にいたカメラマンは道を空けたというが、サントス氏曰くアレックはその場にいたカメラマンの1人に突如つかみかかったという。
「僕はアレックさんに“彼に手を出すな!”と言いました。アレックさんに殴られるのを承知でね。僕は後ろに下がりましたが、アレックさんはどんどん近づいてきました。そしてアレックさんは僕を押したりパンチしたりし始めたのです。一度はアゴにパンチが直撃ですよ。」
サントス氏はそう証言し、アレックがその場を去るまでの経緯を事細かに明かしている。
一方アレックはTwitterで「今朝“カメラマン”に、カメラで顔面を殴られかけた」などと綴っており、両者の言い分は真っ向から対立している。サントス氏はすでにニューヨーク市警察に被害届けを提出しているが、アレックの代理人は「アレックがサントス氏に暴力をふるった事実はない」として“事件”を完全否定した。
本当の被害者は果たしてどちらなのか。殴ったのか、殴られかけたのか、はたまた自己防衛のためにパンチを食らわせてしまったのか? 今後の警察の動きに、今世界中のメディアが大きな関心を寄せている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)