『トワイライト』シリーズで大ブレークの俳優ロバート・パティンソン(26)は、本当に不思議な魅力に満ちた男である。情熱的でいて繊細、高い人気を誇る超イケメンでありながら、あくまでもシャイで純粋。ラブシーンの撮影に自信がないことも分かった。
ロブは最新作『Cosmopolis(原題)』のプロモーションを兼ね、このほどイタリア版『Vanity Fair』誌とのインタビューに応じた。甘いマスクの見かけ通りの人間かと訊ねられると、ロブは「それよりも自分では、結構情熱的で燃えやすいタイプだと信じているよ」と話し、共演女優から言われた称賛の言葉の中で一番グッと来たものについてはこう答えた。
「“I love you.”だよ。これは男性に向けて女性の口から漏れる最も美しい言葉だね。」
なんともソフトでロマンチック。ただし質問とは少しピントがずれている気がする。実はロブ、共演女優から称賛されるということ自体にナーバスになってしまうというのだ。かなり濃厚なラブシーンが一気に増えている最近のロブだが、そうした撮影には決して慣れることなく緊張しっ放しだそうだ。ただし監督が厳しい目でじっと見つめ、ごつい機材や多くのクルーに囲まれていることがその理由ではなかった。
「全てをさらけ出した僕のことを、その女優さんがどう見ているんだろうとか、この映画を観た女の子たちはどう思うんだろうとか、そんなことばかりが気になっちゃってダメだね。だって目の前に裸の男がいてごらんよ。女性の目には、救いようのないマヌケなヤツって感じに映るんじゃないかな。」
ちなみに彼とは実生活でも恋人同士である女優のクリステン・スチュワート(22)は、芸能情報サイト『Celebuzz』とのインタビューで、「ぜひ再共演したいわ! だってロブと私は良いチームだもの」と語っている。また彼女は最近、『トワイライト…』の最終章のために撮影されたベッドシーンの多くがファン層への配慮からカットされたことに、強い怒りを示していた。
なかなか積極的なクリステンのリードのもと(?)、繊細なハートの持ち主であるロブも彼女とのラブシーンであればリラックスして、いや情熱的に燃えてくれるのかも知れない。それにしても“I love you.” など単なるセリフではないか。共演女優にそう囁かれる度にグッと感動してしまうなど、ロブは単純…いや、あまりにもキュートである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)