イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】レディー・ガガ、クリスチャンの猛抗議の中フィリピン公演を強行。

韓国ではコンサート入場にまさかの年齢規制が設けられ、来月上旬のインドネシア公演は中止となってしまったレディー・ガガ(26)の『Born This Way Ball』ワールドツアー。そしてフィリピンでも…。

セクシーな修道女の格好でロザリオを口に入れるなどやることが過激で、バックダンサーを含めコスチュームの露出度は常に高く、歌はセクシュアリティの件にもかなり踏み込んでいる。また「コカインが友達だった」、「私は悪魔の子の使者」などと口にし、昨年の今頃は『Judas』というシングルが、カトリックを中心とする全キリスト教徒から批判を浴びた。ガガの牛を使った生肉ドレスなど、ヒンドゥー教徒には到底受け入れられるものではない。

正直なところ、日本はそうしたことへの尺度があいまいで寛容な国。だが諸外国では、たとえ5万枚ものチケットをあっという間に完売させる素晴らしいミュージシャンであっても、「あなたは有害」と排斥の対象としてガガはやはり忌み嫌われてしまう。彼女が「日本は最高、愛してます」と連発するのも無理のない話なのだ。

そのような中、フィリピン公演についても当局からギリギリまで「OK」が出なかったというガガ。クリスチャンらは19日に“Stop Lady Gaga concert”、あるいは“Don’t support Lady Gaga”というスローガンを掲げてマニラで決起集会を開き、コンサートを阻止しようと努めた。だが22日夜、マニラに隣接するパサイ市にある「SM Mall of Asia Arena」はまさに満員御礼、ガガのコンサートは強行された。

ただし、会場がマニラの中心部ではなかったことに注目しなければならない。どうやらこのパサイ市では、アントニオ・カリクスト市長がガガに対して他より寛容な姿勢を見せ、「特に法を犯しているようにも見えない。パフォーマンスにも厳しい制約を設ける必要もなさそうだ」と開催を了承してくれたそうだ。

パサイ市での公演が超満員であったことに、ガガの人気がまるで衰えていないことを確信する各国の音楽業界。マニラに限らずだが、首都の中心部で彼女のコンサートを強行して衝突が起きるより、今後は首都近郊あるいは地方都市での開催を検討してみても良いのではないだろうか。ただし寛容な市長さんがいてくればの話である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)