懐かしのディスコブームにおいて、1970年後半に最高の人気を誇ったディーバのひとり、ドナ・サマーがガンのために亡くなった。
5月17日、フロリダ州キーウェストの自宅で63歳にして亡くなったサマー。乳がんと闘っていたことを米紙『ニューヨーク・タイムズ』電子版が報じている。
幾度もオンエアされた曲を挙げたら、キリがないほど世界中で親しまれたサマーの曲。特に1977年の『Once Upon A Time(ワンス・アポン・ア・タイム)』、78年の『Last Dance(ラスト・ダンス)』、『Heaven Knows(ヘブン・ノウズ)』、79年の『Hot Stuff (ホット・スタッフ)』、『Bad Girls (バッド・ガールズ)』、『On The Radio(オン・ザ・レイディオ)』などが有名であろうか。
マサチューセッツ州ボストンの敬虔なクリスチャン家庭において、7人きょうだいの一人として育ったサマーは、教会のゴスペルシンガーとして成長。1968年に本格的な音楽活動をはじめ、5回もグラミー賞に輝いたディスコ界のNo.1ディーバであった。
彼女は最後まで病気と果敢に闘う姿勢を見せ、キーウェストの自宅にはニューアルバムの制作が目的で戻っていたそうだ。ディスコ全盛時代がまさに青春であったという人々は、彼女の歌声とあまりにも素晴らしい功績を決して忘れないであろう。本当にお疲れ様でしたと心から申し上げたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)