再婚相手のハリウッド・エージェントとの間に、今年中に赤ちゃんが誕生する女優リース・ウィザースプーン。その幸せに水を差すような問題が両親の間に浮上した。

「まるでコメディ映画の題材になりそうよ」と女優の娘はため息まじりに言うであろう。リース・ウィザースプーンの両親が今、こともあろうに「重婚」騒ぎでモメていることを米国の複数のメディアが伝えている。このほどリースの父ジョンさん（70）と再婚相手の婚姻無効を訴えているのは、母のベティーさん（60）。ジョンさんとベティーさんの間に離婚が成立していないのに、ジョンさんがトリシアン・テイラーさんという女性と今年1月に再婚していたためだ。

ジョンさんとベティーさんは1996年から別居の状態にあり、しかし正式な「離婚届」は未提出。ベティーさんはまだ夫を愛しているとした上でこのように主張し、トリシアンさんに対する「接近禁止命令」を申請した。

“再婚したと分かって夫に会いに行きました。でも彼はトリシアン・テイラーという名前に記憶がなく、再婚した覚えもないと言います。夫は認知症の可能性があり、彼そして私たち他の家族の安全な暮らしを守るためにも、その婚姻は無効であると訴えます。”

“いかなる目的においても、トリシアン・テイラーがウィザースプーン姓を名乗ることを禁じます。彼女は娘リースが所有するテネシー州ナッシュビルのコンドミニアムに暮らしており、それも夫の意志を操作してのことでしょう。1月の結婚以降、夫に与えられた車、宝石、その他自分の名義にした資産のすべてを戻すように求めます。”

実は、昨年3月に行われたリースの結婚式にジョンさんはトリシアンさんを同伴しようとしたが、リース側の雇ったセキュリティーガードが、「招待客のリストにない」として彼女の入場を拒否していたことがここに来て分かった。そのため2人の関係は予想以上に長く、詐欺まがいの超スピード婚というわけではないようだ。

認知症が疑われるとまで言われてしまったリースの父ジョンさん。彼は良家の出身の外科医であり、しかしそう指摘した母ベティーさんも看護学の博士である。どちらに恥をかかせるわけにも行かない、慎重な裁判が望まれそうだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）