シンガーソングライターのジョン・メイヤーのニューシングルは、かつての恋人ジェニファー・アニストンを想って書かれたものであろうか。そうであれば、報道されていたような“メイヤーがジェンを振った”という説は、事実とは異なっていたのかも知れない。
5枚目となる待望のニューアルバム、『ボーン・アンド・レイズド』のリリースが5月22日に決定し、ニューシングル“Shadow Days”が3月より配信となっているシンガーソングライターのジョン・メイヤー(34)。
その“Shadow Days”の歌詞が今、大きな話題になっている。恐らくはジェニファー・アニストン(43)であろうと思われる女性との別れにより、メイヤーがほんの最近まで、つまり意外にも長く孤独感や苦しみと闘っていたことが伝わってくるためだ。まずはその歌詞の、気になる部分を和訳してご紹介したい。
“苦しい時期が続いて、ようやく僕に気づかせてくれた。
僕は温かいハートを持ったいい人間だと思う。
確かに前は何でも行き当たりばったりだったし、失敗もあった。
でも、ようやくそんなことも忘れられるようになったんだ。”
“僕は今、ここにしっかりと立っている。
何も隠すことはない、もう堂々としていられるよ。
だって暗闇のような日々がようやく過ぎ去ったんだ。
僕はようやく落ち込みから解放されたよ。”
“僕はトラブルメーカーなんかじゃない。
人を傷つけようとしたこともない。
関係の長続きを難しくさせたのは僕じゃないと言うつもりはないよ。
でも素直でありたいとか、常に真実を話したいとか、
そういうのってマジで不愉快だし、傷つくね。”
08年春からジェンと交際するようになり、冷却期間を置いたりしながらも、2人の交際は09年3月まで続いた。その電撃破局報道は、“結婚願望が強いジェンを持て余したメイヤーは、グルーピーを抱くラフな女性関係に戻りたくなった”という内容が8割、“ジェンはどうしても元夫ブラッド・ピットへの未練を引きずっていた”という内容が2割であったように思う。傷ついたジェンに中途半端な男メイヤー、彼は完全に女の敵、悪者と化していた。
ところが2010年、『Rolling Stone』誌とのインタビューでメイヤーは「(ジェンとの別れから)完全に立ち直るなんて全く無理だよ。あの別れは僕の人生の最悪な瞬間だった」などと話している。Twitterを利用して自己正当化や釈明に懸命になる、あるいはメディアとのインタビューで強気な口調であれこれと喋ってしまうメイヤー。それはどうやらプライドゆえに虚勢を張っていただけで、彼はまた“一人になればホテルのフロアに横たわり、もうボロボロだった”とも歌っている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)