人気俳優トム・クルーズも、今年7月にはなんと50歳の誕生日を迎える。その芸歴は長いが、衰えることの無い人気の陰で、数々の噂やショッキングな報道がアレコレと流れてきたことも事実である。そんなメディアの動きを振り返り、トム本人が人気の男性誌『PLAYBOY』6月号でおおいに語っている。

妻ケイティ・ホームズ（33）との関係から宗教サイエントロジーに至るまで、トム・クルーズに関する話題がメディアに取り上げられることは実に多い。それも人気の証明、セレブの運命であると本人も諦めの気持ちでいるようだ。トムは『PLAYBOY』誌6月号で、以下のように語っている。

「人がアレコレ言うこと（＝ただの噂）もあれば、事実だってあるわけ。そんなこと、いちいち心配なんてしていられないよ。」
「こんな風に思うようになるのさ。“僕はセットに遅れて行ったこともない。自分が良いと信じる映画を作っている。自分が大好きなことができるなんて、恵まれている。”ただ前に進み続けて、そういう気持ちを忘れないようにしないと。」
「それ以外のコト？　ああ、耳に入ってくるし、自分でも読んで知っているさ。だけど、誰かに何かを証明しようと躍起になる必要なんてないよ。」

このように大抵のことは聞き流して気にしないのがトム流の対処法らしいが、愛する家族を守るためには法的な措置を取ることも辞さない構えなのだという。

「必要があれば、僕は訴訟を起こす。それはみんな知っていること。」
「“そんなことが事実ではないと百も承知でしょう。謝罪してください。”という手紙から始めるんだ。」

さすが家族想いのトムだけあって、「やるときはやる」という姿勢は崩すつもりがないようだ。また愛する妻ケイティについても、トムは次のように褒めちぎっている。

「ケイティは面白いんだ。彼女が部屋に入ってくると気分が癒される。僕はロマンチストだから、ロマンチックなディナーを作ってあげたりするのが好きでね。ケイティも喜んでくれるよ。何て言ったらいいんだろう…とにかく僕は幸せだね。彼女に出会ってからというもの、ずっとね。」

世の多くの男性が妻について「結婚してすっかり変わってしまった」と言いガックリと肩を落とす中、トムとケイティの夫婦関係は今なおロマンチックかつ良好そのものらしい。

さて、もっとも気になる宗教サイエントロジーについても、トムは以下のように激白している。

「面白いことに、もし僕が宗教についての話をしないと“トムが宗教の話題を避けている！”って言われてしまう。宗教の話をしたらしたで“ああ、トムが改宗を迫っている！”なんて言うのに。」
「他の人たちの信念についても、僕はリスペクトしている。僕が自分の人生で信じているもの。それはより良い人間になることであれ、より良い父親になることであれ、自分がより良くなるべく方法を見つけ出すことであれ、とにかく物事をよりうまくこなす方法を追求するということなんだ。」

何をしても話題になる一流セレブ達。思わずメディアやパパラッチに激高するセレブも少なくはないが、50歳の誕生日を控えるトムにいたっては“さすがの余裕”というものがある。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）