「大胆なシーンもそれなりに」と断ってはおいても、濃厚ラブシーンがある最新作の上映会にファミリーを呼ぶのはやはり勇気と覚悟が要るもの。俳優ザック・エフロン(24)が赤面の告白をしてくれた。
役者というのは特殊な仕事、裸の体を重ね合うシーンにも体当たりするのみだ。相手はブロンド女優テイラー・シリング、美しい仕上がりにはなっているが、親やきょうだいはそれをどのような目で見て、どう反応を示してくるのであろう。ザックはドキドキしながらも、「New York City Cinema Society」で19日に開催された最新主演作『The Lucky One(邦題:一枚のめぐり逢い)』の上映会に、母のスターラさん他ファミリーを招待したそうだ。彼は米誌『People』とのインタビューで、「ママには本当に参ったよ」とその時の様子を苦笑まじりに話している。
「僕の隣を2席ほど開けて家族が座ったんだ。問題のラブシーンの所になると、僕は恥ずかしさのあまり穴があったら入りたい気分になっちゃったよ。もちろんすべてが演技なんだけれど、家族にそれを見せるのはたまったもんじゃないね。」
「ママはそのシーンを恥ずかしがるどころか、“あれ、うちの子なの!”なんて叫ぶわけ。ママはいつも僕の一番の応援者だし、その上映会にも満足してくれたみたいだよ。自慢の息子だと思ってくれたことは嬉しいんだけれど、あれには完全に負けたね。」
もっとも男は嫉妬深い動物であるため、女優である娘(あるいは妻)が濃厚ラブシーンを熱演した映画を、父親(あるいは夫)は絶対に見たくないと言うではないか。ザックのママは「こんなシーンも大歓迎よ」と笑い飛ばしたというから、女はその点、懐が深く肝が据わっている生き物であることがよく分かる。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)