家族一緒の写真がまるで無くなり、別行動ばかりが目立つことから、昨年夏より夫婦危機説が囁かれていた俳優ウィル・スミス（43）とジェイダ・ピンケット（40）夫妻。ジェイダがこのほどキッパリとその噂を否定したのだが…。

ウィルとは1997年12月に結婚したジェイダ。以来ハリウッドでも1、2を争う“おしどり夫婦”として鳴らして来たこの夫妻は、インタビューで必ず「夫婦円満の秘訣は何ですか？」と聞かれるほど。その相思相愛ぶりは常に注目の的であった。

ところが、夫妻の長男ジェイデン君（13）は映画『幸せのちから』や『ベスト・キッド』に出演し、ジャスティン・ビーバーの映画では見事なダンス・スキルも披露。長女ウィロウちゃん（11）もJay-Zのお墨付きでCDデビューを図るなど、幼い2人に仕事がどんどん舞い込むようになると同時に、夫妻間での別行動が目立つようになり、やがて離婚危機説にも発展。ジェイダによる否定コメントも出されたが、かといってラブラブな様子も全く確認されないこの夫妻、一体どうなっているのかという疑問の中、ジェイダがこのほどフランス誌『Gala』とのインタビューで再びその危機説を否定した。

「そんな噂がなぜ流れたのか全く分からないわ。毎年どこかのカップルを槍玉に挙げて、離婚しそうだと騒ぐハリウッドよ。私たちのことも、“予想通りホラ来た！”って感じね。ウィルと私はちゃんと分かり合えているし、仕事が終われば同じ家に帰って来るわ。この厄介な嵐が早く私たちの元から去ってくれるよう、それを待つだけよ。」

ただし夫婦間でスレ違いが多いことは事実だと認めたジェイダ。しかしアッサリと、「だってお互いに忙しい身。別々に旅行するのは仕方がないことよ」と笑うだけ。かつてはそれでも一緒に過ごすような努力が双方に見られただけに、年月の経過とともに徐々に「無理することはやめよう」ということになったのであろう。

現在ウィルは、ジェイデン君との共演となる新作映画『After Earth（原題）』の撮影で忙しい。一方ロックバンド「Wicked Wisdom」のボーカルとしても活躍するジェイダは、ウィロウちゃんを連れてコンサートツアーに出かけるところ。「子供たちが好きな道をみつけ、そこで才能を伸ばしていく様子を見守るのは、親として何より誇らしくて嬉しい」と語り、40代になった今は、自分がやりたいことを追い求めるより、子供を応援する気持ちの方が優ってきたようだ。

妻の表情はいつしか、子の母としての色が強くなっていたことを夫のウィルも気づいているであろう。だが子はかすがいという精神だけでは夫婦としてやっていけないことを、先日もピーター・ファシネリ＆ジェニー・ガース夫妻の破局が教えてくれた。誘惑が多いハリウッドの世界、油断は大敵である。いかがであろう、スミス夫妻は絶対に大丈夫！とアナタはこのインタビューで確信できたであろうか。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）