ロス近郊のパサデナの住宅地で今年2月、男性誌『PLAYBOY』の創刊者ヒュー・ヘフナー氏(85)の息子が、プレイメイトの恋人に暴力をふるって逮捕されるという事件を起こしていた。その後、法廷では…。
写真・中央は目と口元が若かりし頃の父に似た、いや、かなり吊り上った目と薄く横に広い唇に、何かもっと鋭いものを感じさせるマーストン・ヘフナー(21)。そして右のブルネットのキュートな女の子は、マーストンの恋人であったクレア・シンクレア(20)。彼女は『Playmate of the Year 2011』にも選ばれた人気のプレイメイトである。
マーストンとは交際1年半で、付いたり離れたりを繰り返していたクレア。先月12日深夜、ケンカの末やはり家を出て行きたがった彼女をマーストンは殴って蹴った。大切な商売道具であるその美しい体に傷を負わせた上に、彼女のノートパソコンまで破壊し、911コールによって駆け付けた警察官により逮捕されるも、約156万円の保釈金をさっさと支払って数時間後には留置場を出ている。
これを機にクレアもマーストンとの関係を完全に解消しているが、気が荒く、抑えの利かない恋人の暴力に、彼女の恐怖感はただならぬものがあったようだ。芸能情報サイト『TMZ』が報じているところによれば、このほど裁判所はそんなマーストンに「DV防止教育センター」での52週間にわたる受講、およびクレアへの接近禁止を命令した模様だ。
父のお陰で、プレイメイトはより取り見取りという環境にあるマーストン。彼女たちに惹かれるのは、健康な男であれば仕方がない。だがプレイメイトは大事な商品であり、それ以前に生身の体を持った女性たちであることを忘れてはなるまい。
“DV息子”という話題になると、必ず聞かれるのが「父親がリッパな後ろ姿を息子に見せていなかったから」という言葉である。父ヒューの85年の人生経験を以て、この息子に「男たるものどうあるべきか」とその道を説くことは可能であろうか。老いた身で、息子の未熟な人間性がもたらす数々のトラブルに泣くくらい、残念かつ情けない人生もないように思う。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)