レディー・ガガ(25)が変わった。彼女にしか求められないとファンが感じていた何かを失いつつあるようだ。いや、尖っていた部分が削れてきたということか。妙に大人しく、上品なその物腰はいったい…。
以前から大変仲が良いという、オプラ・ウィンフリーのトーク番組『Oprah’s Next Chapter』に登場したガガ。ニューヨークの彼女の生家をオプラが訪れて収録されたもので、米国では18日にスペシャル番組として放映され、大変な話題になっている。
何しろガガは、まるで妊娠の喜びをかみしめている若い女性のよう。以前よりややふっくらとした体をレッドの上品なドレスに包み、愛用のグランドピアノの前に座り、恥じらいや初々しさを湛えた笑顔で「今の私はものすごく幸せなの」と語る。
だが、信頼できる大物パーソナリティであるオプラとのインタビューを最後に、「今後長期にわたり、どこの取材にも応じない」という爆弾発言も。社会貢献を忘れない中でも奇想天外なキャラクターがウリで、パパラッチを含むメディアとの共存共栄を自負し、若い人々に向けて主張したいことがたくさんあった、あのガガは寡黙になるとはいったい…。
「何も読みたくないから本も雑誌もテレビもイヤ。ママが私に“ねぇ、あんなことが書いてあったけれど知ってる?”なんて電話して来ても、興味すら持てないのよ。」
だがどうもそればかりではないようだ。TVドラマ『The Vampire Diaries』などに出演のイケメン俳優、テイラー・キニー(30)との交際が順調であるガガは、これまでのエキセントリックなイメージを卒業し、同棲から結婚へと“女の幸せ”を求めてコマを進めたいのではないだろうか。殊勝にもこんな言葉まで飛び出した。
「子供が欲しいわ。サッカーチームを作れるくらいの子供と夫がいてくれる、そんなファミリーが望みよ。」
もっともガガの今回の発言に、そんなに動揺する必要はなさそう。ガガは相変わらずTwitterを利用してファンとの交流を楽しんでおり、4月27日ソウル公演を皮切りにアジア、オセアニアでの『The Born This Way Ball Tour』のスケジュールも確定している。8月にはヨーロッパ、そして秋にはアフリカで予定されており、世界各地で現地のメディアやファンへのサービスに努めるであろう。
ただし全米ツアーは…? もしや、米国のメディアが何か誤った報道により、ガガをひどく怒らせてしまったということはないだろうか。そしてそれを機に、彼女の中でこれまで保たれていた高く尖ったテンションが一気にダウンし、フツーの感覚を備えた数年前の彼女に戻りつつあるように思えてならない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)