元ヘビー級世界チャンピオンのマイク・タイソン（45）と言えば、いまだに“相手の耳を食いちぎった世界一凶暴なボクサー”というイメージであろうか。だが今の彼はラスベガスでワンマンショーを繰り広げ、一流エンターテイナーへの道を歩み始めている。

当時4歳であった娘エクソダスちゃんを自宅のトレーニングジム内の事故で亡くし、それからたった2週間という09年6月に、ラキハ・スパイサーさんと3度目の結婚を果たしていたタイソン。現在夫妻はラスベガスで暮らし、ミランちゃん、モロッコ君という幼い2人の子供を育てている。以前の結婚を含めると実に8人の子のパパとなっていたタイソンは、意外にも自他ともに認める大の子供好きである。

最近では大ヒット・コメディ映画の『ハングオーバー』シリーズにも出演した通り、ボクシングを辞めてからはエンターテイナーとなってそれなりに活躍していたタイソン。4月中旬には、ラスベガスのホテル「MGMグランド」にて『Mike Tyson：Undisputed Truth』という名のワンマンショーが予定されており、カメラの前で指示された演技をするよりはるかに面白いとして、そちらにかなり入れ込んでいる。

芸能情報サイト『TMZ』によれば、彼の野望はそのショーを引っ提げてニューヨークはブロードウェイの舞台に立つこと。ブロードウェイのショー企画会社からの返事は、当然ながら“ラスベガスのショーが連日売り切れ御免という状況になれば検討したい”というものであったそうだ。気になるチケットの売れ行きは？　ブロードウェイは「まだチョット遠いかな」という感じらしい。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）