生活態度が改まったとして、いよいよ裁判所が定めた「保護観察処分」の身から解かれるのではないかと言われていたリンジー・ローハン(25)。だが13日深夜、ハリウッドで当て逃げ事件を起こしていたようだ。
リンジーに対し、当初は大変厳しかったLA郡地方裁判所のステファニー・ソートナー判事。だが今年になってからのヒアリングでは、生活態度に問題がなく更生の意欲が高いことを、むしろ褒められるようになっていた。また、3月29日までにさらに17日間遺体安置所で働くという地域奉仕活動、そして命じられた6回のセラピー療法も順調に進んでいるため、晴れて保護観察期間の終了を言い渡される日はすぐそこまで来ていると言われていた。
しかしリンジーは14日午前0時半頃、ハリウッドの水ギセル・ラウンジ『Sayers Club』を出て黒のポルシェに乗り込み、Uターンを試みようとして同店の26歳の男性マネージャーの車にぶつけ、怒って車から出て来た彼に対応することなく、そのまま逃走してしまった。
目撃者の話では、マネージャーはその際膝を強打し、しかし「医者に行くほどではない」と言って余裕でタバコに火をつけたが、相手のドライバーがリンジーであったと聞かされると急に「歩けなくなった。リンジーの車にぶつけられたんだ。警察に通報したら病院の救急で診てもらって、リンジーに思い切り請求してやる」と鼻息を荒くさせたという。
パパラッチを含め目撃者は多数とのこと。マネージャーの被害の誇大妄想には大きな問題があるが、リンジーの当て逃げもまた言い逃れは出来ないもの。たとえ物損事故というほどではなくとも、安全運転義務違反には相当するこの事件、警察に通報されれば当然裁判所にも報告されるであろう。良心に基づいた社会との協調性がどうにも欠けているリンジー、次のヒアリングでどのようなお説教を食らうものであろうか。
ちなみに、インドアの公共の場で喫煙が全面的に禁止されているカリフォルニア州では、「水ギセルのラウンジ」は唯一吸うことを楽しめる場所。ヘビースモーカーや若者に強く支持されている。だからと言って、タバコより健康面で安全だという説には疑問視の声も高い。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)