この「パリ・ファッション・ウィーク」で、有名デザイナーであるステラ・マッカートニーのショーが開催され、父ポール・マッカートニー（69）夫妻が応援に駆け付けた。しかしその後、一行がロンドンに向けて乗り込んだユーロスターが…。

5日、ショーを終えたステラ・マッカートニーは父ポールとその妻のナンシーさんとともに、2時間半で到着するはずのパリ発ロンドン行きというユーロスターに乗った。だが突然フランスの片田舎で列車はストップ。全ての乗客が6時間にもわたり田園風景を眺めながら復旧を待ったことを、英紙『デイリー・ミラー』電子版が伝えている。

故障については、雪の塊が落ちたことで送電線にトラブルが発生したとのこと。なんたる不運と人々が嘆く中、生来のおしゃべり好きであるポールは動揺や苛立ちを見せることなく、キャビンで周囲とにこやかに談笑を続け、サインに応じながら時間をつぶしていたそうだ。

まるであてにならないと言われ、スケジュールを大幅に狂わせてしまうことがままある欧米での鉄道の旅。故障で止まってしまった車内に取り残されれば、一般人もセレブも同じ。ドンと構えて復旧を待つしかないのだ。

滑走路が混む時間帯のフライトでその離陸の遅れにイライラし、コンサート会場へ向かう際の道路の渋滞にも我慢できないという短気な若手セレブの話はよく聞くが、世界中をイヤというほど旅して回るうちに、皆さんいつしか「遅延？　あっそう」という風になって行くらしい。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）