俳優ショーン・ペン(51)が、自宅で開いたパーティにイラク帰還兵を招いた。男性が「医療費が払えない」と嘆いているのを聞いたショーンは、ポケットマネーから1万5000ドルをポンと手渡したそうである。
このところ政治がらみの活動が目立っているショーン。10年に大地震の被害を受けたハイチでの人道援助活動に加えて、イランでの米国人人質の解放に一役買ったり、エジプトでの抗議デモに参加したり、世界各国で「熱い男ぶり」を見せている。
そんなショーンがある日、自宅で開いたパーティで友人の1人がイラク帰還兵を同伴してやって来た。ディナーの後でショーンがこの帰還兵と議論となり、その中で彼がイラクで負ったケガの治療費が払えずにいる、という話になったそうだ。
その帰還兵はイラクで従軍した時に尾骨と両足首を骨折したほか、視力にも問題が生じるようになってしまい、いまだにそのケガの後遺症に苦しんでいるとのこと。ショーンはいくら医療費が払えていないのか彼に聞くと、1万5000ドル(約120万円)あまりだという答えが返って来た。
そこまで話を聞いたショーンは部屋を退出すると、まもなく戻って来たが手には1万5000ドル分の小切手を持っていたそう。もちろん帰還兵に手渡すためだった。その場にいた関係者が芸能サイト『Radar Online』に語ったところでは、「その帰還兵は小切手をもらったとき、とても驚いていました。言葉を失って涙を流し始めたほどです。小切手は受け取れないといって、ショーンに返そうとしましたが受け取らなかったそうです。」とのことだ。
ショーンは帰還兵がこれ以上悪く思わないように、その場から出て行ってしまったそうである。会ったばかりのイラク帰還兵に大金を惜しみなく寄付してしまうとは、何とも寛大で心の熱いショーンの一面が浮き彫りになった。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)