キャメロン、リース、ビヨンセ、グウィネス…なんと豪華なキャストであろう。彼女らと組むのは人気TVドラマ『glee』のクリエーターである。これでハズすことでもあったら、ハリウッドのミュージカル映画に明日はないはずだ。
あるディナー・ミーティングで話が決まったとする“発起人”たちを詳しくご紹介すると、女優陣ではキャメロン・ディアス(39)、リース・ウィザースプーン(35)、ビヨンセ・ノウルズ(30)、グウィネス・パルトロウ(39)。音楽を担当するのは、NBCの深夜のバラエティ番組『Saturday Night Live(通称SNL)』のレギュラーとして活躍する、コメディ俳優兼ミュージシャンのアンディ・サムバーグ(33)。そして総指揮官は『glee』のクリエーターのライアン・マーフィー(写真中央)である。
落ちぶれ気味の女性歌手3人が、90年代のヒットナンバーを歌うことで人気を盛り返し、ついにはガールズ(という年齢ではないか)・グループを結成して成功するという、アラフォー系サクセスストーリーとのこと。すでにタイトルは『One Hit Wonders(原題)』と決まっている。リースの歌唱力は2005年の『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で証明済み、そしてグウィネスについても、『glee』ゲスト出演で見せたギターの弾き語りには誰もが感銘を受けたものである。そして今回は、キャメロンまでもが歌を披露することになるそうだ。
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』ばかりではない。ニコール・キッドマンによる『ムーラン・ルージュ』、レネー・ゼルウィガーやキャサリン・ゼタ=ジョーンズによる『シカゴ』、そしてマリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソンらによる『NINE』など、女優たちが歌って踊って多才なところを発揮するミュージカル映画は必ずヒットして来た。
2013年公開予定の新作映画、『The Normal Heart(原題)』の監督として多忙な日々を過ごしているというマーフィーだが、「それが終わったら、ただちに彼女たちとの仕事に着手したい」と『deadline.com』に語っている。公開が今からとても楽しみな1本である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)