『ボラット』で知られるコメディ俳優サシャ・バロン・コーエン(40)について、現地時間の2月26日(日)に開催される『第84回アカデミー賞授賞式』から、締め出される可能性があることをお伝えしていた。だが、どうやらOKが出た模様だ。
5月から世界各地で公開となる新作コメディ映画、『The Dictator(独裁者)』のプロモーションを兼ね、同授賞式にはリビアの故カダフィ大佐風のスタイルで登場したいとしていたコーエン。これに米映画芸術科学アカデミー協会(The Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が「待った」をかけていた。
ところがパラマウント社もコーエンも、“単なるプロモーション目的であり、別に何か悪ふざけを企んでいるわけではない。アカデミー賞は頭が固すぎる”などと、メディアを巻き込んでこれに猛抗議。コーエンのコメディ作品はかねてから映画ファンの絶大なる支持を得ており、同協会もNGの語気を緩めざるを得なくなっていた。
そしてこの度NBCの朝の情報番組『Today』に出演したコーエンは、2枚の入場チケットと駐車券をついに手にしたとし、「自分たちの主張が通った。まさに勝利だね」とご機嫌な顔。26日の授賞式のレッドカーペットでは、キンキラど派手な独裁者スタイルに身を包み、胸を張ってポーズを決めると約束してくれた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)