『ザ・ファイター』の人気俳優マーク・ウォールバーグ(40)については、あの9.11米同時多発テロ事件に関してひんしゅくを買う発言があったことを少し前にお伝えしていたが、またしても物議を醸しそうな話題を提供してくれた。
エラちゃん(8)、マイケル君(5)、ブレンダン君(3)、グレースちゃん(2)という4人の子の育児には大変熱心で、常に良きパパぶりを発揮しているマーク。このほどNBCの朝の情報番組『Today』のマイクに、「子の成長に不可欠なのは体験とレッスン。自分の目で見て耳で聞いてしっかり覚えることが大事だよ」と語った。
そこで彼は、「年長のエラとマイケルの2人に僕のタトゥーの除去手術を見せている」と告白した。それなりの痛みや出血を伴う皮膚の形成手術をわが子に見せる目的は、「だからタトゥーなんか入れてはならないよ」という戒め。マークが顔をゆがめて痛みに耐えている様子を、幼い2人はこわばった表情で息を呑んで見守っていたという。
『ザ・ファイター』の撮影では、かつて彫り込んだ7つほどのタトゥーをセットに臨む前に毎度完全にカバーしなければならず、これにかなりイライラさせられたというマーク。長い人生、過去に彫ったタトゥーに苦しめられたり後悔したりという時がままある、ということをわが子に教えたい様子だ。
ところで彼は、「子供たちには絶対にエンタメの世界に入って欲しくない」と語っている。そのために努力しているのは、複数のビジネスを展開し、子供たちの興味を俳優業以外にそらしておくことだそうだ。近年、わが子を同じ世界に入れたくないというハリウッド・セレブが本当に急増している。傍から見れば限りなくゴージャスでリッチなビジネスだが、その孤独な競争社会の中で彼らが犠牲にしているものは想像以上に大きいようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)