歌手ニック・カーター(32)の実妹レスリーがわずか25歳という若さで急逝したのはつい先日のこと。残念ながら葬儀への参列は実現しなかったニックだが、妹の死を受け入れるべくしばしの休みをとることになったと報じられている。
ニック・カーターの妹レスリーが急逝したのは去る1月31日のこと。突然の出来事に打ちひしがれながらもニックは「パフォーマンスをすることで、精神的浄化を受けられる。レスリーは僕が歌うのを見るのが大好きだったから、残りのツアーを妹に捧げることにした。」とコメントしていた。しかし家族からは連絡さえなく葬儀に参列することも出来なかったニックにとって、妹の死はまさにダブルの苦しみであったようだ。精力的に続けてきた歌手活動ではあるが、このたび2週間の休みをとることにしたのだという。
今回休みをとる理由は、やはり葬儀に参列できなかったショックが大きかったためというのが真相のようだ。ニックが参列しないよう故意に連絡をしなかったと言われている家族はその報道を「事実無根!」と一蹴しているが、家族とニックの間に深い確執があることは事実らしい。
去る金曜日にニックはニューヨークのステージに登場。『Falling Down』を熱唱する前には客席に向けて次のように語っている。
「いつかこんなことをするなんて、夢にも思っていなかった。でもこの曲は、僕の妹に捧げたいと思います。」
また誰もが知る名曲『I Want It That Way』を歌う際には観客らに向かって「彼女(レスリー)が生きた事実をお祝いしよう。」などと神妙な面持ちで語りかけたという。
突然家族を亡くすという大変哀しい経験をしながらもツアーを続行したニック。その衝撃と哀しみは計り知れないが、どうかゆっくり静養し元気を取り戻していただきたいと思う。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)