「バックストリート・ボーイズ」のメンバー、ニック・カーター(32)の妹レスリー・カーターがわずか25歳という若さで急逝したのはつい先日のこと。悲しみに暮れる家族らは週末にレスリーの葬儀を行ったが、その場にニックの姿はなかった。
現在ニック・カーターはソロツアーの真っ最中。妹が急逝したものの休まずステージを務めることを発表し、「パフォーマンスをすることで、精神的浄化を受けられる。レスリーは僕が歌うのを見るのが大好きだったから、残りのツアーを妹に捧げることにした。」などとコメントしていた。だが葬儀となれば話は別。ぜひ参列したいと切望していたが、その夢は家族によって打ち砕かれてしまったようだ。
レスリー・カーターの葬儀が行われたのはニューヨーク。週末にしめやかに執り行われたが、弟アーロン・カーター(24)を含む家族の何名かは姿を現したものの、ニックの姿はそこにはなかった。当日もコンサートで忙しかったというニックには、なんと葬儀についての知らせさえなかったという。ニックは芸能サイト『TMZ』の取材に応じ、次のように語っている。
「妹の葬儀には参列したかったさ。でも俺の家族は複雑でね…。」
ニックは細かい家族の事情にまで触れることは避けているが、ニックと親しい人物は「家族が故意にニックが参列しないように仕向けた。ニックはそんな風に感じているんです。」などと激白している。
「妹を亡くして、色んな感情が渦巻いているよ。俺は元気でポジティブに、そして集中した状態を保たなくちゃと思っているんだ。」
こう語るニックだが、妹の急逝と浮き彫りになった家族間の“確執”で、心は暗いままのようだ。この件につき電話取材を受けた家族は「そんなの嘘っぱち!」とブチ切れ電話を一方的に切ってしまったというが、どんな事情があったにせよ葬儀の日くらい家族で寄り添うことはできなかったのであろうか。天国に旅立ってしまったレスリーも、悲しい気持ちで家族を見つめているに違いない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)