マライア・キャリー(41)の夫で、年末に腎臓機能障害で倒れたニック・キャノン(31)が、先週さらなる別の健康問題のために入院していたことを明らかにした。
ニックは昨年末に、マライアや双子の子供達と共に休暇を過ごしていたコロラド州アスペンで、腎臓機能障害のために入院。その後ロサンゼルスの病院で手術を受けていたが無事に回復し、妻のマライアをほっとさせていた。
しかし喜びも束の間、先週またニックは入院していたという。それは肺に血栓が出来たことと心臓の右心室が肥大していた、というさらなる深刻な健康障害のためであったそうだ。そのため彼の免疫機能が臓器を攻撃し、体力が著しく低下してしまった。
ニックは自身のラジオ番組『Rollin’ With Nick Cannon』の中で16日、このように告白した。「僕のドクターが、君は仕事のしすぎでこのままでは死ぬぞって言うんだ。彼は冗談で言っているんじゃなかったね。」さらに度重なるフライトが、肺の血栓の原因になっていると医師に指摘されたそうだ。「これは極めて深刻な問題なんだ。心の中で控え目に受け止めようと思ったけど、僕は旅を沢山する。飛行機で旅する人には脚や腰に出来た血栓の犠牲者になりがちなんだ。」
ニックはこれまで、マライアや生後9か月となった双子達と共に住むニューヨークから、ホストを務める『America’s Got Talent』の収録のために頻繁に東西海岸を移動しなければならず、「肺血栓塞栓症」を起こす寸前だったようである。肺血栓塞栓症はエコノミークラス症候群とも言われ、下肢や上腕の静脈に血栓が生じ血流に乗って肺へ流れ、肺動脈が詰まって呼吸困難を起こすものだ。また腎臓障害で倒れた後も、十分に休養を取らず仕事にすぐ戻ったこともたたったようである。
いつも働き者でいることにプライドを感じて来たというニックだが、「パパになったのだから、働きすぎは賢い選択じゃないと感じ始めているよ。」とのこと。17日に「ドクターストップのため、仕事を少し削っていくことにした」という趣旨の声明文を出した彼は、取り急ぎ『Rollin’ With Nick Cannon』のホスト役を降りることにしたそうだ。
「スーパーマンでも眠る必要がある」と語るニック。前回の入院の際に献身的に看病をしてくれた妻マライアのためにも、これからは仕事をほどほどにして是非健康になって欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)