70年代の伝説のポルノスター、リンダ・ラブレースの生き様を描いた話題の新作映画『ラブレース』に、ジャーナリスト役で出演が決まっていた女優デミ・ムーア。しかし、23日夜の緊急入院を機に残念ながら降板。代わりの女優は、なんとサラ・ジェシカ・パーカー(46)に決まった模様だ。
昨年は、ピアース・ブロスナンと共演したコメディ映画『I Don’t Know How She Does It(原題)』や、日本でも公開となった『ニューイヤーズ・イブ』に出演していたサラ・ジェシカ。しかし9歳の長男の学校の送迎に、まだ2歳の双子のお世話にと、相変わらず子育てに追われている。だが『ラブレース』はかなりの話題作、ここはひとつ頑張って頂きたいものである。
サラ・ジェシカは、順調であれば今月末にもそのロケに参加することになりそうだが、そこで彼女が演じるのはフェミニズム運動を巻き起こした一人、ジャーナリストの“グロリア・スタイネム”。『セックス・アンド・ザ・シティ』で見せる、コラムニストな“キャリー”の顔と何となくダブッてしまう感じもするが、『ラブレース』の舞台は何十年も前のアメリカであり、いつもとはまるで違うヘアスタイルを見せてくれそうだ。
ところでこの映画、かの有名なポルノ作品『ディープ・スロート』に出演して大スターとなった“ラブレース”が、離婚後はポルノ映画排斥を訴え、フェミニズム運動に人生を捧げるまでを描いた伝記映画である。主役は若手人気女優アマンダ・サイフリッドが、そして面白いところでは、“ヒュー・ヘフナー”役を俳優ジェームズ・フランコが演じることが話題になっている。女性客の取り込みという意味では、サラ・ジェシカの出演がもたらす効果はとても大きいのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)