スーザン・ボイルを生んだ、英国の人気オーディション番組『Britain’s Got Talent』の審査員を務めるイギリスの女優、アマンダ・ホールデン(40)がこのほど第二子を出産した。たくさんの涙と不安を乗り越えて、である。
アマンダとTVパーソナリティの夫クリス・ヒューズ氏との間に、2,750gの元気な女の赤ちゃんが誕生したのは23日のこと。ホリー・ローズちゃんと名付けられた。発表が25日になったことについて、代理人は「アマンダが産後3日間ほど危険な状況にあったため、公表を留めていた」と説明。しかし母体は着実に回復に向かっているそうだ。
第二子の誕生は、まさに夫妻にとっては悲願のものであった。上には6歳のアレクサ・ルイーズちゃんという長女がいるが、「是非もうひとり子供を」と望んでからここに至るまでの間、夫妻は悲しい経験を幾度も乗り越えなければならなかった。
2010年5月にアマンダは流産を経験し、昨年2月にはなんと妊娠7か月にして再び流産。この時は「死産」という扱いになり、そのあまりにも悲しく恐ろしい響きにアマンダは大粒の涙が止まらなかったという。そして順調な経過をたどっていた今回の妊娠においても、昨年9月には車を運転中大型トラックに衝突し、ひどく動揺してしまった。
夫の大きな期待と励ましを受け、アマンダは祈る気持ちで第二子の無事誕生を待ち望んでいた。だが妊娠中の彼女の心の中に、不安が全くなかったとは決して思わない。これはもう、“どうしても生みたい”という彼女の素晴らしい勇気の勝利である。心からの拍手を送りたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)