英・米『Xファクター』の企画者であり、審査員としても超多忙な日々を過ごしている大物プロデューサーのサイモン・コーウェル（52）。昨年8月に婚約を解消していたメイクアップアーティストとの、意外にも密接な関係を明らかにした。

サイモンは2010年2月、やはり彼が関わるオーディション番組の『アメリカン・アイドル』で働いていた、ミシガン・フセイニーさんというメイクアップアーティストと婚約した。サイモンは、母親のたっての願いで式をイギリス南部の「聖マーガレット教会」で挙げることにし、続いてはミシガンさんの本拠地であるLAで披露パーティをすると決めた。

しかしサイモンがマザコン気質をむき出しにした上、息子のことになるととにかく夢中で、式のお膳立てにも一生懸命という母親とミシガンさんが不仲に陥り、1年半後の11年8月に婚約を解消していた。サイモンはこのほど英紙『デイリー・ミラー』とのインタビューで、その頃のことを思い出しながらも、ミシガンさんとは意外な関係であることを明らかにした。

「すごく複雑な恋愛事情だったな。もっとも、婚約を解消してちょっと距離を置いた今でも、僕たちは信じられないくらい親しくやっているよ。僕は結構揺れ動きやすいタイプなのか、彼女とは恋愛と破局のちょうど間くらいの関係だね。今後結婚するかと聞かれれば、それはよく分からない。今のままで満足しているからね。」

03年から知り合い、共に番組を盛り上げて来た者同士。ミシガンさんが彼にとっての一番の理解者であることに変わりはないようで、「彼女とは破局していない」と強調するサイモン。案の定、婚約および同棲を解消した後、彼はミシガンさんに自分が所有する別の豪邸をあてがっている。ただしそこは、08年にサイモンと破局したTVタレントのテリー・シーモアもその後しばらく暮らしたことがあり、「元恋人の墓場」との異名を持つ家なのだ。

追い出した、あるいは出て行った彼女が暮らす場所に困るのではタイヘンと別邸を提供し、次の本命の彼女が出来るまで、しばらく行ったり来たりを続けるサイモン。超リッチな男だけが可能な、いわゆる「飼い殺し」である。切るなら切って彼女を完全に解放するのも男の優しさだと思うが、ミシガンさんも現状に満足しているのであれば他人がとやかく批判することでもない。ハリウッドには様々な恋愛事情がある、この一言に尽きるようだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）