昨年9月、俳優ジョン・トラボルタ(57)の所有するメルセデス・ベンツのクラシックカーが路上駐車中に何者かに盗まれていたが、このほど2人組の窃盗犯が逮捕された。盗難に遭った車も見つかったのだが、これが見るも無惨な姿で発見される結果となった…。
事件が起きたのは昨年9月18日、トラボルタがヴィンテージの1970年型『メルセデス・ベンツ280SL』を自ら運転して、サンタモニカの住宅街にあるジャガーのディーラーを訪れていた時に起きた。ほんの10分ほど路上駐車をし、キーも抜いてあったのに戻ってみると車が忽然と消えていたという。盗まれたベンツの価格は、10万ドル(約760万円)あまりと推定されていた。
先月、サンタモニカ警察は2人組の窃盗犯、マイケル・グリーン容疑者(58)と、D・L・レイフォード容疑者(52)を逮捕。彼らは巧妙な手口で車を盗む常習犯の一味で、これまでに8台の盗難に関わっていたとされている。レイフォード容疑者はすでに16か月の禁固刑と、トラボルタに5万ドル(約390万円)の損害賠償金を払うよう判決を受けた。
両容疑者の取り調べがまだ続いていたため、発表を控えていた同警察は25日、盗難に遭ったトラボルタの愛車が見つかっていたことを発表した。しかし、車はパーツごとにバラバラに分解され、元の姿をとどめていないという無惨な結果となってしまった。
高級レザーシートは別々に取り外され、スピードメーターも、タイヤもホイールもバラバラになり、シャーシはどこにも見当たらない…。発見場所はその名も「チョップ・ショップ」と呼ばれる高級車のパーツばかりが流通する店で、車のインテリアのみが見つかり、エクステリアの大半は見つからない状態だという。
ロールス・ロイスや、メルセデス・ベンツSL500、ジャガーXJ6や、フォード・サンダーバード数台を所有している、大の自動車コレクターとして知られているトラボルタ。愛車の無惨な姿を見たら、きっとかなりのショックを受けることであろう…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)