SNSサイト「フェイスブック」のマーク・ザッカーバーグCEOがハーバード大学の仲間達と共に、フェイスブックを創設するまでを描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』に出演していた若手人気俳優のアーミー・ハマー(25)が、マリファナ所持で逮捕されていたことが分かった。
アーミーは、10年公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』で双子のエリート学生、「ウィンクルボス兄弟」役を、ボディダブルを使って演じていた。「ウィンクルボス兄弟」は、俳優ジェシー・アイゼンバーグ演じる「のちのフェイスブックCEO、マーク・ザッカーバーグ」をアイデアの盗用で訴える重要な役どころ。私生活でも出版社、TVプロダクションなど数社を所有する父と、石油王の曾祖父を持つ「お坊ちゃま」であるアーミーは、アイビーリーグのボート部に所属する嫌味なエリート役を甘いマスクで好演していた。
そのアーミーが昨年11月、テキサス州のシエラ・ブランカでマリファナ所持により逮捕されていた。麻薬探知犬が、彼の所持品の中から医療用のマリファナ・ブラウニー1つ、医療用のマリファナ・クッキー3つと、0.02オンスというごく少量のマリファナの葉を見つけたという。
法律では、4オンス以上のマリファナ所持で初めて軽罪として告訴となるため、アーミーは郡刑務所に一日勾留され、1000ドルの保釈金を払っただけで釈放されたとのことだ。彼の弁護士は『E!』ニュースに「大したことないのに、大きな騒ぎになったようです。」と話しているという。ちなみにこのシエラ・ブランカという場所は、つい最近ラッパーのスヌープ・ドッグが同じようにマリファナ所持で逮捕された場所で、マリファナ検査が厳しいことでも知られている。
メディアが手に入れたアーミーの逮捕時のマグショット(顔写真)が26日に公開されたが、何と映画の中で見る彼そのままに、爽やかに正面を向きスマイルしていると、話題になっている。そんな彼の最近の出演作は、日本でもまもなく公開される伝記映画『J・エドガー』。レオナルド・ディカプリオ演じるFBI長官のエドガー・フーヴァーが、同性愛の対象として惹かれるクライド・トルソン副長官役をきりりと演じ、全米俳優組合(SAG)賞の助演男優賞にノミネートを果たした。スクリーン上では「マリファナ所持」からはほど遠いような役柄ばかりのアーミーだが、実際の私生活では「ハイ」になることもあったようだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)