15日にビバリーヒルズで開かれた第69回ゴールデングローブ賞で、最優秀主題歌賞を受賞したマドンナ(53)に対し、エルトン・ジョン(64)と彼の同性パートナーであるデヴィッド・ファーニッシュさん(49)が揃って、「何で彼女が?」とオープンにこき下ろしている。
初監督映画『W.E.』のために書き下ろしたバラード「Masterpiece」で、ゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞を受賞したマドンナ。主題歌賞部門には他にも、アニメ『ノミオとジュリエット』の主題歌である『Hello Hello』を歌ったエルトンや、映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』の主題歌「The Living Proof」を歌ったメアリー・J. ブライジ(41)などがノミネートされていた。ちなみに『ノミオとジュリエット』は、エルトンがパートナーのファーニッシュさんと共にプロデューサーも務めている。
授賞式直前のレッドカーペットで、NBCのTVホスト、カーソン・デイリーのインタビューに応じたエルトンとファーニッシュさん。主題歌賞部門ではメアリー・J. ブライジが受賞するならいいが、ある人だけは受賞して欲しくないと公言していた。それはマドンナである。
「他にも沢山いい曲がノミネートされていて、競争は激しいよ。多分メアリー・J. ブライジが賞をとるかもしれないね。でもマドンナだけには、受賞のチャンスは絶対にないと思うね。」とエルトンは語り、ホストのカーソンに「好戦的ですね。」と聞かれると、「だってこれは事実だもの。」と一歩も引かなかった。
ところがフタを開けてみると、実際の最優秀主題歌賞を受賞したのはマドンナ。そこで、頭に来たファーニッシュさんはすぐに自身のフェイスブックページにこう投稿したのだ。「マドンナが最優秀主題歌賞だって? ウソだろ!!」エルトンもマドンナが受賞した瞬間には、ちょっと「キレた」ような表情を見せていたという。
ファーニッシュさんはなおもマドンナを、このようにこき下ろした。「マドンナが最優秀主題歌賞を受賞したことは、こうした賞が何のメリットも無いことを良く表している。彼女の受賞スピーチはとてもナルシスト的でみっともなかった。」
受賞スピーチでマドンナは、「当初は監督業に集中したいし、見る人に映画に注意を払って欲しいから、主題歌を書く時間はないとかたくなに断っていた。でも映画が完成してからレコードに取り組んでみたら、魔法のように奇跡的に主題歌が出来た。」と語っていた。
さらにファーニッシュさんは、マドンナが先日レディー・ガガの「Born This Way」が彼女の「Express Yourself」に酷似していることにようやくコメントしたことについて、「マドンナのガガへの批判も、どれだけマドンナが人気を取り戻そうと、必死に悪あがきしているかの現れだ。」ともフェイスブックに書き込み、徹底的にマドンナにケンカを売っている。
しかし、こうしたエルトン&ファーニッシュさんのバッシングに対して、当のマドンナは涼しい顔だ。「この先、ジョンが私に口をきいてくれることを祈るわ。どうしてだか分からないけど、彼は私に対していつも怒っているから。彼は素晴らしいし、彼のことは大好きよ。だから彼が別の賞を受賞すれば、私も悪く思わないで済むわね。」とバックステージで語ったとのこと。エルトンvsマドンナの口喧嘩は、どうやら元祖ディーヴァのマドンナの勝ち!?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)