毎年この時期になるとABCで放送されるのが、有名TVパーソナリティ、バーバラ・ウォルターズによる『10 Most Fascinating People(最も魅力的な10名)』。今年はその特別編収録のスタジオに、何かと話題のカーダシアン姉妹(コートニー、キム、クロエ)と母クリス・ジェンナーが呼ばれた。しかし…。
キム・カーダシアンとNBA選手クリス・ハンフリーズのスピード離婚に関する醜聞が連日のように報じられ、ファミリーのリアリティ番組に対する世間のバッシングは止まらない。この面々には、果たしてFascinating(魅力的な)という言葉が似合うのか。案の定、インタビューでは不協和音が露呈した。
ご存じの通り、彼女たちの母クリス・ジェンナーは離婚と再婚を経て、今ではステップ・チルドレンともうまくやっている。そのような状況で、「お気に入りはこの子」などとTVインタビューで本音を漏らすというのはアリ?
(バーバラ)「あなた方のママのお気に入りの子は誰かしら?」
(コートニー&クロエ)「キム!」
(バーバラ)「クリス、いかがですか?」
(クリス)「うーん、そうねぇ…。」
(姉妹全員)「言って、言って!」
(クリス)「分かった、言うわよ。イエスだわ。キムが私のお気に入りよ。」
少し間をおいて、やはりそういう発言はマズイと気付いたのか、「違うわ。キムじゃない」とヘンに撤回したクリス。だが家族全員の目には普段からそのように映っているのだろう、姉コートニーと妹クロエのキムを見る目が冷たいものに変わった。
(バーバラ)「学校の成績が優秀だったのは?」
(全員)「コートニーね!」
(バーバラ)「逆に、処世術に長けていると言えば誰?」
(全員)「クロエよ!」
(バーバラ)「ファミリーの中で一番のうぬぼれ屋は誰かしら?」
(コートニー&クロエ)「キム!」
(キム)「そう言うと思ったわ。」
美しいために自惚れが強いけれど、知的な面ではパッとせず、世の中の常識もイマイチ。身近で接している人々にとって、褒めるべき点がキムには見つからないようだ。そして、そんなキムが一番のお気に入りだという母クリス。こういう全員参加型のインタビューはウソが通じないため、ヤラセ満載のリアリティ番組よりよほど白熱して面白い。もっとも “デキの悪い子こそカワイイ” という心理だけは、やや分かるものがある。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)