「やはり来たな」という感じである。故マイケル・ジャクソンの長女、パリスちゃんの美貌と話題性には誰もが目を付けていた。ついに女優としてデビューすることが決まった。
現在13歳、遅かれ早かれこのお嬢さんがエンタメの世界に入ることは間違いないと思われており、最愛の父、マイケル・ジャクソンを失った悲しみからの立ち直りを見計らって、何かしらのオファーがササッと入るであろうと誰もが想像していた。
すでに契約書にサインも済ませたというそのデビュー作は、2013年公開予定のファミリー向け映画、『Lundon’s Bridge and the Three Keys(原題)』。パリスちゃんは海の世界でクラゲの女王の魔法にかかり、怪物らと戦う女の子 “ランドン” を果敢に演じる。アニメと実写を組み合わせ、CGを駆使した映像はとても美しいものになりそうだ。
マイケルの遺児については、「18歳になるまで芸能活動はダメ」と厳しい方針を打ち立てていたジャクソン家だが、この映画の興行収入の50%を、財政難で義務教育が円滑に行われなくなっている学校に寄付したいという制作者側の意向が、祖母キャサリン・ジャクソンさんの心を動かした可能性が高い。
プロデューサーのスティーヴン・ソビスキー氏は米芸能誌『People』に、「パリス自身も女優になることを望んでいましたが、偉大なる父親の足跡に恥じないような、何か素晴らしい仕事をしたいという気持ちが強く、今回の映画の話を気に入ってくれたんです」と話している。撮影は来年1月から始まるというが、殺到するメディアの取材からいかにパリスちゃんを守るか、やや緊張している様子だ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)