今や世界的トップスターの歌手レディー・ガガ（25）だが、その富と名声をもってしてもなかなか手に入れがたいものがあるようだ。それは愛。「もしかすると生涯独身のままかもしれない…。」などと、ガガは真剣に考えているらしい。

真っ赤な衣装に身を包み、不思議で魅力的な笑みを浮かべたレディー・ガガが表紙を飾ったのが『Vanity Fair』誌最新号。インタビュー取材に応じたガガは、「恋人に本当に大事にされていると実感したためしがないの。男性といて幸せという感覚は得られないわね。」などと語り話題を呼んでいる。ここ数か月ガガとの交際が報じられているのは、TVドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』に出演し人気が沸騰した俳優テイラー・キニー（30）だが、テイラーもこの記事を読めばおそらく「Oh No！」と天を仰いで絶叫すること間違いなしであろう。

ガガによると、彼女が「これは絶対にいける！」という相手と交際を始めても、その関係はめったに長続きしないそうだ。感情的になり「別れようか」という流れになると、相手は突然「なら結婚しよう！」と言い出すそうだが、ガガのリアクションはやはり独特。彼女は「ええ、喜んで！」と感動の涙を流すのではなく、「なんてクソロマンチックなんだ、この野郎は。」などと苦々しい気持ちになるというからビックリである。

25歳のうら若き女性にしてはなかなか手厳しいガガ。だが男性に依存しないその姿勢には、自身が手にした世界的成功が少なからず関係していることは間違いない。

「私はショービズの世界を愛しているの。私にとっては必要なもの。まるで息をすることのようにね。」

そう語る彼女の言葉に嘘はあるまい。

「私が知っている唯一の幸せは、ステージの上から誰かを微笑ませてあげることだけ。」

意外にも恋愛には不向きのガガであるが、ファンを想いその幸せを生きがいに歌い続ける姿は美しい。ユニークで奇抜な衣装から繊細でキャッチーな音楽スタイルに至るまで、何もかもがエンターテインメント。そんなガガの不思議な魅力は日々進化していくばかりである。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）