今年最もメディアを騒がせたセレブといえば、間違いなくキム・カーダシアン（31）であろう。だが今度は彼女の妹クロエ・カーダシアン（27）に訴訟問題が持ち上がっているという。その理由とはいったい…!?

「2009年の12月5日に、クロエ・カーダシアンにボコられた！」

そう主張するのは、シャンタル・スピアーズさん。またの名をロナルドさんと言い、いわゆる性転換者である。人気芸能サイト『TMZ』の報道によると、その事件はハリウッドにある人気クラブ『Playhouse』の出口付近で勃発した。シャンタルさんはクロエとその夫でNBA選手のラマー・オドム（32）を見つけると2人の元に近づき、ラマーに対して「あなたはまだ若すぎ。結婚なんてしているべきではないわ。」などと発言したらしい。

クロエとラマーが結婚したのは2009年9月のこと。事件が起こった当時はまさしく新婚ホヤホヤであったこともあり、クロエは思わずカッとなったようだ。口論が始まるや否や思わずシャンタルさんを押し、挙句殴りつけてきたとシャンタルさんは主張する。その結果シャンタルさんは医療を受けねばならないほどのダメージを受け、長きに渡って精神的苦痛を味わうことになったとのこと。現場には警察が呼ばれたというが、このときはシャンタルさんはもちろんのこと、手を出したクロエ本人も逮捕されることはなかった。

クロエには2007年に飲酒運転で逮捕された過去がある。保護観察期間に決められていたルールを破り30日の刑期を言い渡されるも「刑務所が混んでいるから」という理由で約3時間後に釈放となった。女優リンジー・ローハン（25）さながらのスピード釈放が話題になったクロエ。彼女のお騒がせ気質はまさにカーダシアン家のDNAといっても過言ではあるまい。

シャンタルさんはクロエに対し損害賠償を求めることになるというが、相手がクロエだけに間違いなく目が飛び出るほどの金額を提示してくることだろう。しかし、なぜ今になってこのような訴訟話が出るのかにいささか疑問が残る。また、普通の神経ならば「まだ結婚する年じゃないだろう。」などと新婚さんに詰め寄ったりするだろうか？　相手がセレブとはいえ、シャンタルさんの言動も行き過ぎではなかったのか…？

それにしても、「カーダシアン劇場」はよくもこれだけ延々と続くものだ。家族の構成員それぞれが美しく、莫大な財産も有するセレブ一家。彼女らのリアリティ番組が人気を博するのは、彼らの日常がドラマ級に派手で小説以上に大きな波乱に満ちているからであろう。

シャンタルさんも限りなく「うさんくさい」が、今のところ意外（？）なことに大半のメディアがシャンタルさんに批判的である。続報が入ればお伝えするが、あっけなく訴訟取り下げなどという流れになるのではなかろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）