今や世界有数のトップスターとなった俳優ジョニー・デップ(48)にとって、自らの安全を確保することはもはや最重要事項のひとつであるに違いない。行く先々で待ち受けるパパラッチやファンの群れ。人気者の宿命とはいえ、またファン想いで知られるジョニーとはいえ、時には身の危険を感じることもあるだろう。それゆえジョニーに凄腕のボディーガードが付き添うことは珍しくないが、このたび「スーパースターを守らねば!」という使命感に燃えたボディーガードが、ついに行き過ぎた行為に出てしまったようだ。
木曜日、ジョニー・デップはイギー・ポップ(64)のコンサートを観にロサンゼルスにあるハリウッド・パラディウムを訪れていた。その日偶然にもジョニーの隣りに座ることになったというロビン・エッカーさん夫妻は、かなりご機嫌。おおいにコンサートを楽しんでいたようだ。
「夫の誕生日プレゼントに…」
その一念でコンサートチケットを手に入れたというだけに、特に妻ロビンさんはコンサートに大興奮。まさにノリノリでダンスをするというハッスルぶりだったらしい。そしてふと気づくと、彼女はジョニーの席にまで身を乗り出してしまっていたというから、さあ大変! ボディーガードらはすかさずロビンさんの両腕で「うりゃあ!」とつかみ上げ、そのまま彼女の体を床めがけて投げ倒してしまったのだという。
この後ロビンさんはすぐさま病院に急行し検査を受けたというが、ジョニー側からはこの事件についての声明はまだ発表されていない。
ロビンさんが「ちょっと迷惑!」と思われるほどノリノリで踊っていたであろうことは想像に難くない。しかし、女性を投げ倒すという行為はやはりアウトではなかろうか。ちなみにロビンさんは52歳といい、ジョニーに危害を加えるような危険人物に見えたかどうかにも大きな疑問が残る。
上の写真に写るボディーガードも、ここまでくると異常ではなかろうか。ファンから襲われ怪我をする以上に、ボディーガードの足に引っかかって転倒する危険性のほうがはるかに高いだろう。以前にもジョニーをパパラッチから守ろうとした男性が、誤ってジョニーを押し倒すという珍事件が発生している。人気者を守るという仕事はプレッシャーも大きいだろうが、そのプレッシャーゆえに行き過ぎた行動に出ることだけは避けていただきたい。ロビンさん夫妻はもちろんのこと、ジョニーもさぞ驚いたに違いない今回の一件。賠償金を求める訴訟などに発展しないか気になるところである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)