イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】カーダシアン家にまたスキャンダル。「一家の商品は、劣悪な環境の中国工場で生産」との告発!

キムの離婚でバッシングを浴びていたカーダシアン家に、またスキャンダルだ。一家の名前を冠したいくつかの商品ラインが、「中国で未成年の労働者らにより、劣悪な労働条件のもとで生産されている。」との告発記事が芸能誌に掲載された。

この衝撃的な記事を掲載したのは『Star』誌で、見出しには「Kardashian Sweatshop Scandal」とある。やり玉に挙げられたのは、TVショッピングチャンネル『QVC』で販売する「K-Dash」「Kris Jenner Kollection」といったカーダシアン家のオリジナルレーベルの衣服やバッグ、キム・カーダシアンがチーフスタイリストを務める『ShoeDazzle』ブランドの靴などだ。

同誌によると、これらの商品を生産している中国の工場では、政府の労働基準がしばしば無視され、労働者達は非人間的な環境下での労働を強いられているという。しかもそこで働いている労働者達の中には16歳以下の未成年もいて、半ば強制労働をさせられているとのことだ。

こうした労働者の賃金は1時間たったの1ドルほどで、1週間に7日、84時間の労働を強いられているそうだ。夏は気温が37℃以上にもなる工場で、彼らは喋ることも立ち上がってストレッチすることも許されず、ひたすら搾取されているとされる。

米ペンシルベニア州にある人権団体の『Institute for Global Labour and Human Rights』は、こうした工場の違法な現状について調査に乗り出した。同団体のチャールズ・カーナハン所長は「カーダシアン家はこうした労働者を利用しているだけでなく、民主主義や女性の権利を無視する政府と手を組んでいると言えるでしょう。」と語る。「キムとカーダシアン一家はこうした労働者達の権利を少しは尊重すべき。」とも。

しかしカーダシアン一家のママ兼マネージャー、クリス・ジェンナー(56)は芸能サイト『TMZ』に、この「告発」を真っ向から否定。「私の知る限りでは、カーダシアン家の商品を扱う工場では、こうした恐ろしいことは起きていませんし、労働基準をきちんと守っていると聞いています。」と語った。また、『ShoeDazzle』社のロバート・シャピーロ社長も「人権団体から調査の連絡を受けたことはない。」としている。

挙げ句の果てに人権団体のカーナハン所長までもが、『TMZ』の取材に対し「自分の発言はStar誌に誤って使われている。」、「あの記事を出版するのは待った方が良かった。」と弱腰な発言をし始めている。カーナハン所長は実際、カーダシアン商品の工場の調査はしたものの「人権侵害に関する証拠はつかめなかった。」と『TMZ』に説明したそうだ。

このところ、敵ばかりを増やしているカーダシアン家なだけに、このような新たなスキャンダルが湧き上がるのも無理はないが、今回だけはどうも「ガセネタ」に限りなく近いようである。しかしカーダシアン家を叩くネタが次から次へと出てくることには、実に驚かされる。それもこれも、昨年1年間で約54億円を稼ぎだした、一家の「悪魔的」とも言えるビジネス手腕が仇になっていることは間違いない。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)