鎌倉の古寺を訪ねながらの紅葉狩りに最適だ。江ノ電で巡るスタンプラリーが12日より開催されている。
これは鎌倉藤沢観光協議会などの主催で開催されるもの。スタンプポイントは江ノ電藤沢駅や長谷寺など8ヶ所で、いずれも江ノ電を利用して訪ね歩くことができる場所だ。
このうち遊行寺は、鎌倉時代後期に一遍が興した時宗の総本山で、黄金色の大銀杏が見どころだ。今月27日には一ツ火という遊行寺最大の行事が催される。
また、展望灯台で知られる江の島のサムエル・コッキング苑にもスタンプが設置されている。コッキング苑には明治時代に活躍した英国貿易商・コッキング氏が造ったレンガ造りの温室遺構が現存し、南洋植物や四季折々の草花が植えられている。
そして何といっても紅葉の名所と言えば、鎌倉宮だ。御醍醐天皇の皇子・護良親王を祭神とする1869年創建の神社で、宝物殿には護良親王馬上像や数々の遺品が展示されている。とりわけ社務所前は「もみじの天井」とも評されるほどで、圧巻の美しさを誇る。
スタンプラリーへの参加は無料。全8ヶ所のうち4ヶ所以上押印すると、参加記念品として先着3千名に江ノ電のオリジナルボールペンがプレゼントされる。
さらに、アンケートはがきを投函すると抽選で、写真が美しい2012年の江ノ電沿線カレンダーなどが当たる。景品の交換は片瀬江の島観光案内所、鎌倉市観光案内所および江ノ電藤沢駅、鎌倉駅で行える。
スタンプの設置時間は場所により異なるので、事前にホームページなどでチェックしておくと良いだろう。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)