保護観察処分期間の取り決めを守らなかったとして先週水曜日に30日間の禁固刑が言い渡されたのが、女優リンジー・ローハン(25)である。彼女は6日の夜ついに刑務所に入ったが、呆れることにわずか4時間余りで塀の外に出ることを許可された。あまりにも早いリンジーの釈放を受け、全米メディアはまさに「大ブーイング!」といった状態である。
「司法制度よ、その調子で頑張ってくれ!」
30日の刑期を言い渡されていたにもかかわらず、たった4時間半で女優リンジー・ローハンが釈放されたことを受け、芸能サイト『The Hollywood Gossip』は痛烈なイヤミを放った。
「(午後8時48分に刑務所入りしたリンジーは)午前1時半には釈放。ありえない!」
こう書きたてる同サイトであるが、それもそのはず。リンジーが釈放された理由は「刑務所が混んでいるから」という、思いのほか馬鹿馬鹿しいものだったのである。リンウッドにある刑務所『The Century Regional Detention Facility(通称Lynwood Correctional Facility)』に足を踏み入れ、「自由よ、さらば!」と思っていたであろうリンジー本人が、あまりにも早い釈放に一番驚いているのかもしれない。
これまで法廷に命じられていたカウンセリングをサボり、『Downtown Women’s Center』で継続するはずだった地域奉仕活動まで異例のクビになるなど反省の色が見られなかったリンジーだけに、今回ばかりは刑務所送りもいたしかたないという見方が圧倒的だったのだ。
12月14日の出廷が決定しているリンジーは、この思いもよらぬ早期釈放により「永遠に自由の身」になったわけではもちろんない。来年3月29日までに受けなくてはならない心理カウンセリングと地域奉仕活動はすでに月単位で内容や時間がセッティングされているといい、「あなたにはキチンと行動するべき環境が必要なのよ!」と述べた怒れる判事ステファニー・ソートナーが、次回法廷でリンジーに何を語るのか注目されている。
「これから規則を守れば、もうお互いに会わなくてもよくなるわ。」
そうとも語った判事は今、早すぎるリンジーの釈放に何を思っているのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)