このところ悪い意味でメディア露出度が一気にアップしている、お騒がせセレブ現在No.1のリンジー・ローハン。彼女の母ディナさんが、ついに娘の全てを本に暴露するようだ。
度々こちらでもお伝えしているが、保護観察処分期間中の素行の悪さや薬物、アルコールへの依存、セラピーや地域奉仕活動に真剣に取り組まない様子が担当判事を怒らせ、いよいよ服役1年半という屈辱の判決が噂されており、リンジーは何かと落ち着かない日々を送っている。
そのような中、ディナ・ローハンさんが娘リンジーについての暴露本執筆に踏み切った。芸能サイト『TMZ』はそのプロローグのコピーを入手、現在複数の出版社に打診中であると報じており、そこには娘が抱えている内面的なトラブルや、母であり娘のマネージャーも務める自身の苦悩が赤裸々に綴られているようだ。
“私は娘の悪友とキャリアを、そしてパーティ三昧の生活に誘い込んだ周辺の人たちを責めて来ました。彼女は日常的に飲酒とドラッグ、フラフラした生活が染みついてしまい、私の心は完全に引き裂かれました。”
“我が子の人生のせっかくのチャンスを取り上げる親など、どこにいるでしょうか。女優になりたがっていた娘に、「そんな夢はあきらめなさい」と押さえ付けることは到底出来ませんでした。私は皆さんの導きに真剣に耳を傾け、そして娘をハリウッドに送り込みました。少しばかりの荷物、そして私ももちろん一緒でした。”
そう、ディナさんは自分がマネージャーとなって常に娘に関わることで、あらゆる悪の道から娘を守れると思っていたのだ。だが母に隠れたところで、事実リンジーを取り巻く環境と事態はどんどん悪化。気が付いた時には、もう後に引けないほどリンジーはドラッグとアルコールに溺れていたのだ。
ナタリー・ポートマン主演の話題作『ブラック・スワン』を、ディナさんは見たであろうか。懸命にサポートしてくれるのは有難いが、年頃になると娘はステージ・ママの執拗な干渉を呪縛と感じて苦しむもの。そして、“あなたたち母娘を見ているとムカムカする。もっと遊んでママから解放されたら?” などと、違う方向に手招きする悪友が必ず出現するものなのだ。
ただしディナさんは、過干渉で厳しすぎるママとも少々タイプが異なる。自身もダンサーとしてハリウッドのスポットライトに1度は憧れた一人として、“イケイケ” なステージ・ママであったことは有名だ。娘の名声を頼りに、09年秋にはシューズ・ブランドを誕生させ、TV番組にホストやリポーターとして登場することもしばしばで、元夫でリンジーの “口うるさい” 父マイケル・ローハンさんとは、リンジーのタレント活動が活発化することにより、方針の違いが顕著になって破局している。
要するに「派手な母が派手な娘を派手な世界に入れ、二人一緒にさらに派手になって行った」、そう世間は見ている。おまけに「それでもまだハリウッドに固執する、派手な暮らしをやめられないローハン母娘」とも。娘と自分の名誉を本の執筆により少しでも挽回し、いい形でハリウッドに娘が復帰出来ればと母は狙っているはずだ。
だが何においても一番の目的はこれ、まとまった収入がここで欲しいのではないかと思う。リンジーのタレント活動は失業中にも等しいというのに、度々高額の保釈金を支払っているのだから、さぞや苦しかろう。お金に換えられるのであれば、今はどのようなネタでも売る気ではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)