元祖ゴシップ・クイーンの47歳、コートニー・ラブはどうにも法廷と縁が切れない。有名ショップから借りた高額のジュエリー数点を返さないとして、このほど訴えられてしまった。

ニューヨーク・マンハッタン高等裁判所のドリス・リン・コーハン判事は14日、「Jacob ＆ Co」の訴えに基づき、ラブに対しダイヤモンドのネックレス2点とイヤリング1ペア計3点を返却し、もしも紛失した場合はその対価を支払うようにと命じた。

「Jacob ＆ Co」からジュエリーをレンタルしたのは昨年秋のこと。「New Yorkers for Children Benefit」というチャリティ・イベントのレッドカーペットにそれらを付けて登場している。ラブは上記の他にもブレスレットを借りており、そちらだけが返却となったそうだ。

しかしラブにも主張がある。「そのイベントが終わると同時に全てのジュエリーを袋に戻し、当時滞在していたMercer Hotelのスタッフに、店に返却してくれるようにという依頼のメモを添えて手渡した」というのだ。その通り昨年11月、ラブはニューヨーク市警に「ジュエリーを紛失した。Mercer Hotelの従業員が詐取した可能性がある」という被害届けを出している。

ラブは12月2日の出廷を命じられたが、「Jacob ＆ Co」は被害額を11万3700ドル（約870万円）と見積もり、鼻息を荒くしている。また今年6月には、ラブがメイドさんへの賃金未払いと弁護士への中傷行為により、立て続けに訴えられたことをお伝えした。とにかく裁判所との縁が切れない。そして気性の荒さか精神力の弱さか、このようなことが起きる度に酒とクスリに溺れてしまう人でもある。今回も深刻な事態に陥らないとよいのだが…。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）