アメリカで大人気の芸能リポーター、ジュリアナ・ランシック(37)が、不妊治療の準備段階に受けたマンモグラフィーで「初期乳がん」という診断を受けたのは8月のこと。TV番組で乳がんを患っていることを告白した彼女は19日に乳がん切除手術を受け、無事成功した。すでに退院したジュリアナが順調に回復していると夫ビル・ランシック(40)がTV番組で告白し、大きな反響を呼んでいる。
木曜日に人気TV番組『Today』に登場したジュリアナ・ランシックの夫ビルは、次のように語った。
「結構、長い1日だったよ。」
初期乳がんとは言え、妻の乳がん切除手術にあたってはかなり気をもんだようだ。腫瘍の摘出に要した時間は2時間だったというが、摘出手術に耐えた妻ジュリアナについてビルは、「彼女は勇敢さ。(手術を)乗り越えたし、摘出が済んだことについてホッとしているところ。」と述べている。
現在はすでに自宅に戻り療養中というジュリアナだが、このように早期の退院が可能だったのも、乳がんが初期段階で発見されたおかげであろう。
「乳がんは、本当に初期の段階で発見されたんだ。明日には病院に行くことになっているよ。リンパ節を2か所ほど切除してもらったけど、その検査結果をもらいたいと思っているんだ。」
これはリンパ節などにがんが転移している可能性を見極めるための検査らしいが、手術を終えたジュリアナやまたその家族にとって、何かと心配の多い秋になってしまった。
とは言え乳がんは早期発見によりかなりの可能性で完治できるという。アメリカでは日本よりはるかに高い検査率を誇るといい、記者の友人もまた定期的に検診を受けている。先日は皮膚がんを心配して肌全体の検診を受け、「念のために」とホクロの除去まで行ったと連絡があった。がんは誰でもかかり得るもの。そういった意識を持ち、我々も「早期検査」「早期発見」そしてそれに続く「早期治療」を目指したいものだ。
ジュリアナの1日も早いTV復帰を願うファンは多い。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)