返品するには、少々値段の張る買い物だった。今週、R&Bシンガーとして活躍しているリアーナが、以前に購入した豪邸に欠陥があったとして、不動産業者などを相手に訴訟を起こしていたことが分かった。リアーナは、「数億円も出して買ったのに。」とおかんむりだ。
彼女は、自分のプライベートビデオが市場に出回るかもしれないニュースなど気にしている暇はないだろう。今週の水曜日、リアーナは、彼女に物件を販売した以前の持ち主や、「プルデンシャル・カリフォルニア不動産」など複数の業者らに対して損害賠償を請求する訴えを提出した。ロサンゼルス上級裁判所に提出された内容によれば、リアーナの家は雨漏りで「住めない状態」だという。
今回の訴えの対象となっているのは、リアーナが 2009年7月に690万ドルでビバリーヒルズに購入した二階建ての物件。リアーナは、以前の持ち主と不動産業者は、物件に当初から欠陥があることを知り得たにもかかわらず、何も告知することなく彼女に対して販売したと主張している。
リアーナが、自宅に構造上の欠陥があると気付いたのは、2010年のはじめで、それは暴風雨が来た際に発覚した。その暴風雨はそれほど強いものではなかったが、二階にあるバルコニーに溜まった雨水が原因で、自宅内の複数の部屋に雨漏りが起きたとしている。
このためリアーナは業者を雇い、家の構造の調査を依頼。その調査の結果、家の外壁に割れ目があることや、屋根の排水構造に問題があったことなどが分かった。
このことから、リアーナは、以前の持ち主や不動産会社に騙されていたと主張。以前の持ち主に対して、損害を受けた金額および裁判費用、弁護士費用を請求している。彼女の主張によれば、「かなりの欠陥があることを含めて考えれば、購入した時の物件の実際の価値は、払った金額の分には及ばない。」とした。
また家の改築を行った業者らに対しても、十分な補修を行わなかったとして 受託者義務違反、契約不履行に基づき訴訟を起こしている。今回リアーナから訴えられているプルデンシャル・カリフォルニア不動産および改築業者のいずれからもコメントは出されていない。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)