1990年のアルバムからのシングルカット「愛の哀しみ(Nothing Compares 2 U)」が世界的に大ヒットしたアイルランド人歌手といえば、シネイド・オコナー(44)である。丸刈りにした頭とその素晴らしい歌唱力で世界中の音楽ファンを驚かせたシネイドであるが、一部の報道によると昨年結婚したばかりの3番目の夫Steve Cooney氏との破局によりひどく落ち込んでいるとのこと。結果「自殺したいのだけど」とTwitterに書き込み、大変な騒動となった。
シネイドがメディアを騒がせたのはこれが初めてのことではない。1992年にはローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破り大変な騒動となったが、このときマドンナ(53)には「多くの人に大変な意味を持つ写真を破るより、もっといい自己表現の方法があるでしょうに。」と非難されている。また記憶に新しいのは2000年の「私はレズ」宣言であるが、これも発言5年後には「自分は4分の3はストレート。残りはレズだね。」と言い分を大きく変更している。33歳の誕生日には自殺を試みたシネイドであるが、当時は双極性障害を患っていたという。
そんな彼女が、「自殺したい!」とツイートして大騒ぎとなった。
「子供は捨てたくないわ。でも自分でやったって子供たちに知られずに死ねるなら、死ぬんだけど。」
そうツイートしたシネイドはTwitterのフォロワーたちにその方法を提案するようお願いするという有様で、彼女のファンは非常に大きなショックを受けた。この騒動について、彼女は後に次のように苦しい弁解をしている。
「Twitterで書いたことについて、申し訳なくなんて思っていないわ。あれは助けを求める叫びだったの。そして助けは得られたんですもの。あれを書く価値はあったってこと。」
ビッグスターの発言がフォロワーたちにどれだけの影響力を持つのか、彼女には理解できていなかったようである。そして自身の4人の子供たちが今回の騒動でどれほどの影響を受けたかを考えると、本当に胸が痛む。
精神科医の診察も受けているという彼女だが、どうか治療を続行し完治していただきたいものである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)