イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】「負け犬!」「尻軽女!」。ああ…。キム・カーダシアン、リアリティ番組で弟と大喧嘩。母も号泣。

キム・カーダシアン(30)が、家族で出演中のリアリティ番組『Keeping Up with the Kardashians』で弟ロブ(24)との大喧嘩を繰り広げて大変な話題になっている。

超お金持ちセレブであるキムが大喧嘩するとは想像もしがたいが、やはりキムといえど人間である。弟相手に容赦なく暴言を吐いても不思議ではないかもしれないが、今回のキムはあまりにも酷すぎた。ボラボラ島でのバケーションの様子が『Keeping Up with the Kardashians』で紹介されているのだが、ここでキムとロブの間に激しい口論が勃発。挙句の果てに、家族の中でロブが一番稼ぎが少ないことを持ち出したキムは、こう言ってしまうのだ。

「あんたなんて負け犬よ! 妹のケンドールでさえ、あんたよりは稼いでるわ。」

申し上げておくが、このケンドールはコマーシャルモデルなどをしているとはいえ、まだたったの15歳である。ロブはモデルやタレントとして活動しており、大人気ダンスコンテスト番組『Dancing with the Stars』にも出場することが決定。そこそこの稼ぎはあるはずなのだ。それだけに姉の暴言にショックを受けたロブは、キムと結婚して間のない夫クリス・ハンフリーズのいる前でキムを「尻軽女!」と呼び反撃したものの、すっかり意気消沈してしまうのである。

その後、都合よく現れた母にキムは喧嘩のいきさつを説明し「あの子ってば双極性障害だと思うわ。」などと語るのだが、新妻を「尻軽」呼ばわりした義弟に怒りのおさまらぬクリス・ハンフリーズは「こいつ、ボコボコにしてやろうか。」と鼻息フガフガ。ちっとも面白くないファミリードラマのような流れだが、ここからが凄い。「あなたのママとして最も我慢ならないのは、あなたが不幸だっていうこと。」という母はロブをギュッと抱きしめ、そんな母の想いに応えるかのようにロブは「頑張って、これからの人生どういう道を進むのか決めるよ!」と誓うのだ。その後機嫌の良くなったロブは、「ポルノ映画をやっちゃおうか。」などとキムをバカにしたジョークを飛ばすも、その後はめでたくキムと仲直り。「ごめんね。」と言い合って一件落着するという流れなのだが、これは一体何だったのだろうか。

元親友パリス・ヒルトンのリアリティ番組も打ち切りになると報道されているが、アメリカのリアリティ番組は本当に(ある意味)凄まじい。『Keeping Up with the Kardashians』がテレビに登場して4年がたつが、視聴者らが番組の評価をするサイトでは散々酷評されているにもかかわらず、視聴率は良いようだ。

セレブ生活を垣間見る。これぞリアリティ番組の醍醐味に違いない。それにしても、台本の有無が気になるのは記者だけであろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)