今年も残すところあと約3か月。これまでの9か月にスキャンダルの数々で最も世間を騒がせた俳優といえば、やはりチャーリー・シーンだろう。人気ドラマ『ハーパー★ボーイズ(Two and a Half Men)』からの降板、入院騒ぎ、そしてどうにも止められぬ女遊びに深酒…。80年代に大ブレイクし前途洋々だったはずのチャーリーもこれまでかと思われたが、彼は今ようやく立ち直る兆しを見せ始めている。
「今年のチャーリーはスキャンダルに始まりスキャンダルで終わるのか?」とファンはずいぶんとヤキモキしたが、このところチャーリーは周囲も驚くほどの立ち直りぶりらしい。兄である俳優のエミリオ・エステベス(49)も米メディアに対し「チャーリーは生まれ変わったよ。」と語り話題となったが、このたびNBCの超人気トークショー『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ』に出演したチャーリーは兄の言葉が正しいことを証明してみせた。
にこやかに番組に登場したチャーリーの顔色はすこぶる良く、終始にこやか。番組司会のジェイ・レノ(61)は番組の冒頭から「多くの人が君はもはやコントロール不能と思っていたわけだけど、本当にそうだったのかい?」とズバリ質問したが、そんな意地悪な質問にも顔色一つ変えず「ああ、そうだったね。」とチャーリーは答え、会場の観客らを大爆笑させてみせた。そしてある日「ああ、俺ってば何てことをしちまったんだ。」と悟ったというチャーリーは、「その上、俺はクビになっちゃってさ、人気のあった俺のテレビ番組からね。」とも明るく述べ観客をさらに盛り上げた。
「俺だって、俺みたいなヤツはクビにするね。」と明るく語るチャーリーはすっかり降板騒動からは立ち直っているようで、代役として『ハーパー★ボーイズ』に出演が決まったアシュトン・カッチャー(33)についても「あんなに才能のある人にアドバイスをするなんて、難しいことさ。彼にはただハグをして、『(君のことを)誇りに思わせてくれよな。』って言うだろうね。」と、なんとも心温まるコメントを残している。
それにしても、チャーリーはさすがにスーパースターである。そのすがすがしさとユーモア溢れる語り口に「まだまだチャーリーはいける!」と確信したのは記者だけではないはずだ。どうかこのまま健康的な生活を維持し、今後も素晴らしい映画で我々映画ファンをうならせてほしいものだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)