眼光するどい怪優ジャック・ニコルソン(74)が所有する家屋が火事に見舞われた。ハリウッドヒルズで起こった今回の火事に住民らもショックを隠しきれないが、一体原因は何だったのか。
順調な俳優業の傍ら、数々の不動産を購入してきたというジャック・ニコルソン。現在はセレブにも大人気のマリブやベニスビーチ、さらには北カリフォルニアなどに不動産を所有しているが、今回不幸にも火事が起きてしまったのはハリウッドヒルズに所有する家屋である。この家はかの有名なマルホランドドライブを降りたところにあるそうで、そこにジャックが所有する土地はなんと3エーカー(約1万2000平方メートル)。その地には60年代後半に家を建て始めたというジャックだが、親しくしていたかの名優マーロン・ブランド(享年80)の逝去後にブランド所有の地所も合併したというから、かなり広大な地所を所有する地主であることは間違いない。
この家にはジャック本人は居住しておらず、現在の住人はウィリアム・オファレル氏とウィリアム・タイナン氏とのこと。ちなみに後者は以前ジャックとも映画で共演した俳優であるが、火災発生当時に家にいたのかどうか、またこの火事の原因が何であったかは明らかになっていない。
カリフォルニアは夏から11月にかけての乾燥がひどいために、火災が非常に多くなる。今回の火災発生時には何十人もの消防士が現場に急行したが、うち2人が消火活動の際に負傷し病院に搬送されたという。ちなみに「カッコーの巣の上で」(1975)でジャックと共演し、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」シリーズのドク役で日本でも人気を博した俳優クリストファー・ロイド(72)も、数年前に火災が原因で自宅を全焼する悲劇に見舞われている。その火事は森林火災からの飛び火だったようだが、火災で家を失うとは何と不運なことだろうか。
日本もこれから秋、そして冬に向かう。皆さんも、火の元にはくれぐれも注意していただきたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)