ジョン・トラボルタ（57）のメルセデス・ベンツのクラシックカーが、路上に停めていたたった10分ほどのうちに何者かに盗まれ、警察が捜査を進めている。

現在撮影が行われているオリヴァー・ストーン監督の新作犯罪映画『Savages（原題）』のセットでは、カツラを脱いで素の頭に戻り、リラックスしていた様子のトラボルタだが、このほどとんだ災難に見舞われてしまった。

トラボルタは18日の午後、所有するヴィンテージの1970年型『メルセデス・ベンツ280SL』を自ら運転して、サンタモニカの住宅街にあるジャガーのディーラーを訪れていた。その際、ほんの10分ほど路上駐車をし、キーも抜いてあったのにもかかわらず、駐車した場所に戻ってみると、車が忽然と消えていたという。

盗まれたベンツの価格は、推定で5万ドル～10万ドル（約380万円～760万円）するとされている。トラボルタから届けを受けたサンタモニカ警察では、窃盗と見て捜査を進めているが、白昼堂々と、しかも10分という短い時間に行われた犯罪に驚きを隠せない様子だ。

『ロサンゼルス・タイムズ』紙によると、トラボルタの訪れていたジャガーのディーラーは住宅街にあったことから、いずれかの一般宅のセキュリティーカメラに、窃盗の様子が映っていたかもしれないというが、まだ詳細は分かっていない。また、犯人がトラボルタの車をつけてきたのか、それともたまたまトラボルタが路上に車を停めたところを犯人が狙ったのか、それもまだ捜査が進んでいないため、分からないという。

2機のジェット機をはじめ、軽飛行機数機を所有する大の航空機マニアのトラボルタだが、ロールスロイスや、メルセデス・ベンツSL500、ジャガーXJ6や、フォード・サンダーバード数台を所有している、自動車コレクターとしても知られていた。手口からしてプロの窃盗団などの仕業だと思われるが、犯人が見つかることを祈りたい。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）