マイケル・ジャクソンが亡くなった後、“次代のキング・オブ・ポップはオレ” と大口を叩いて世間から嘲笑された、ラッパーで音楽プロデューサーのカニエ・ウェスト(34)。常にビッグ・マウスなカニエは、このほどイギリスのステージでも…。
6日夜に開催された『Big Chill音楽祭』に出演したカニエ。パフォーマンスの端々に、素直な言葉で胸の内をぶつけるのが彼らしいやり方だ。
「ホテルを出て街を歩くと、人々はオレにイカレた奴を見るような敵意の目を向けてくる。まるでヒットラーかなんかみたいにね。でも今にオレも日の目を見るようになる。皆がオレのしてきたことを理解してくれる時がきっと来ると思うよ。」
「マイケル・ジョーダンの出現でバスケットボールは大きく変わった。音楽界も今、まさにそういう過渡期にある。誰かが(恐らくは “オレが” であろう)ここで、音楽に大きな変化を与える必要があるんだ。」
マイケル・ジャクソンにせよ、ジョーダンにせよ、カニエの意識する “MJ” は実力、貫禄、人望のバランスがとれた真のスーパースター。誰からも愛され、「ヒットラーのようだ」と言われたことなど1度もない。
カニエが、ヒットラー改め “音楽界のMJ” と呼ばれるようになり、彼のお陰で音楽が驚くべき進化を遂げる、そんな日がいつの日か来ることを祈ってあげようではないか。ただし彼がその性格を改めるのであれば、の話である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)