たった27歳の若さで先月23日に急逝したエイミー・ワインハウスについて、ただならぬ親近感を寄せ、ミュージシャンとしても尊敬していたと語っているレディー・ガガ。最新インタビューでも、「彼女の死をムダにしないで」と寂しそうに語った。

1日、レディー・ガガはABCの朝のトーク番組『The View』に出演し、『You And I』を披露するとともに、エイミー・ワインハウスの死に対する深い悲しみを言葉にした。

「エイミーの死を知ってからのまる2日間は、ロクに言葉を発することも出来なかった。人生のレッスンが必要だったのはエイミーじゃない。私たちこそ、エイミーの死から色々なことを学んだと思うわ。」

「エイミーの死が教えてくれたもの。それは、世界の人々はもっとスーパースターに親切でなければならないということよ。皆、あまりにもエイミーに冷たくしたでしょう。でも私が知っている彼女は一人の可愛らしい女性。本当に親切でいい人だったのよ。」

とにかく悔やまれるのは、エイミーがその孤独感を薬物や飲酒でしか癒やすことが出来なかったこと。自身もコカイン依存から抜け出すのに大変苦しんだ経験を持つガガは、そんなエイミーに深く同情している。

「私の場合も、依存症を救ってくれたのは父だったわ。父の厳格さは、常に私を正しい方向に軌道修正してくれていたように思う。」

エイミーにも、たっぷりの愛情を注ぎ、ひたすらその健康状態を心配してくれる父ミッチさんがいた。60歳の父に心労を与え続けることの愚かさにいい加減気付いたエイミーだが、依存症克服に本気になった所で、皮肉にも命の炎は尽きてしまった。

大量の飲酒、薬物依存に溺れていく様は、家族の心をも苦しめる深刻な問題であること。そして “ちょっと変わった人” をイジメのターゲットにするのは絶対にあってはならないこと。この2つを挙げ、エイミーの死をムダにしないで欲しいと真剣そのもののガガ。全ての視聴者がこれには共感したはずである。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）