高級シャンパンをかざし、クラブで意気投合したキレイなお姉さんを複数お持ち帰り…ある程度売れたら、それくらいは当然である。だが、“アメリカのミュージック・シーンで本当に成功する” というのはこういうこと。たった21歳のラッパーが、このほどすごい買い物をした。
2007年、ピョンピョン跳ねるクールなスタイルのダンスとループ・サウンドが特徴の『クランク・ザット』で、弱冠17歳にして全米で大ブレークしたラッパーで音楽プロデューサーのソウルジャ・ボーイ(以下SB)。
彼は先月28日、21歳の誕生日を迎えた。ようやく飲酒が許される年齢になったことで、約2300万円をかけた超ビッグなバースデーパーティをマイアミのクラブで催し、ショーン・キングストン、ドワイト・ハワードといった仲間を招待し、高級酒を並べて盛大に祝ってもらった。
そんなSBは、自分自身へのプレゼントとしてプライベート・ジェットを一機購入したことを発表し、「あんな若造が…10年早いぞ!」と業界でも大きな話題になっている。
何しろお値段はなんと55ミリオンドル(約42億円)。本体は35ミリオンだが、何分にも若いだけあってカネっ払いがよく、20ミリオンを足して全てを超デラックス仕様にしてもらったそうだ。
機体の腹にはまず、自身のロゴを含めた派手なペイントをお願いした。機内はイタリア製高級レザーの総革張りという12席を擁し、フラットスクリーンのTVに、ブラジル製高級キャビネットを使用したバーが4か所。床はトラバーチンタイルだというが、特にこだわったのは、機内の窮屈なトイレを贅沢で広いバスルームに変えてもらったことだという。
プライベート・ジェットの購入というのは、常識を超えた贅沢暮らしが可能になった証拠である。しかもただのセレブではダメ。その前に「超一流」が付く、そんなごく一部の人だけに許されるような特別な買い物なのだ。維持費に窮して手放すなどは特にみっともないことであり、それを覚悟した上で皆さん購入する。
いずにせよこの贅沢品は、彼の成功の象徴である。今後の音楽活動のモチベーションにもなるであろう。人々に「SBはそれだけの価値があるミュージシャン」と言ってもらえるよう、今後も是非とも頑張って欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)