次男クリストファー君がブギーボードの事故で重傷を負い、手に手を取ってその回復を見守った日々が家族の気持ちを一つにまとめたのであろう。前カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーは、意外にも家族の温かい祝福の中で64歳の誕生日を迎えることが出来た。
隠し子と複数の愛人が発覚し、4人の子をなした妻マリア・シュライヴァーから三下り半を突き付けられたシュワ。子供たちは母マリアの側に付き、長男パトリック君はシュライヴァー姓を名乗り始め、シュワは完全に孤立無援となった。
だが先月17日、末っ子クリストファー君がブギーボードの最中に大変な事故に見舞われた。シュワは臆することなく家族と行動を共にし、退院までとにかく子煩悩な父親らしさを随所で見せていたため、家族がそんな彼を見直さなかったと言えばやはりウソになるであろう。
7月30日、64歳の誕生日を迎えたシュワはパトリック君、クリストファー君とビバリーヒルズのイタリアンレストラン「Cafe Roma」でランチを共にし、大きめのダンボールに入った2人からのプレゼントを受け取った。その後マリアをピックアップすると、彼らは「Barney’s New York」でショッピング。これらは、1か月前には予想出来なかった展開である。
ところで、米国での人気は散々なものになってしまったシュワだが、祖国オーストリアで彼はいまだに英雄である。先月30日のその誕生日に合わせて、出身地であるオーストリア南部のタールという町に「アーノルド・シュワルツェネッガー記念館」がオープンした。
そこには『ターミネーター2』で使用されたあのバイクの他、撮影に使用されたグッズが飾られており、ボディビルダーとしての成功を夢見ながら過ごした青春時代の薄っぺらい小さなベッドも。ごく普通の男が並ならぬ努力でボディビルダーとしての栄光をつかみ、アメリカで大成功を収めるまでの軌跡。彼が稀有のタフ・ガイであったことを改めて気付かせてくれる、そんな記念館だそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)