イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】仏俳優ジェラール・ドパルデュー、航空機内での放尿事件について謝罪。

16日に、パリ発ダブリン行きの航空機の中で、離陸するまでの時間を待てず他の乗客達の目の前で放尿し、飛行機を追い出された仏俳優ジェラール・ドパルデュー(62)が仏メディア向けに謝罪文を出した。それによると、尿を我慢出来なかったのは抱えている前立腺の問題のせいで、事件の際、酔ってはいなかったと主張している。

ドパルデューは新作映画『Asterix and Obelix: God Save Britannia(原題)』の撮影に参加するため、パリ・シャルルドゴール空港から、アイルランドのシティジェット便に搭乗。しかし、飛行機が離陸準備に入るため滑走路をタクシングしていたときに尿意を催し、大声で「小便がしたい」といいながら立ち上がり、離陸まで待つように勧めるフライトアテンダントに「待てない」と告げると、その場で放尿したとされ、飛行機を追い出されていた。ドパルデューは事件時、酩酊状態にあったと報じられていた。

この件について、事件が起きたときにドパルデューと一緒の便に搭乗していた仏俳優のエドゥアルド・ベア(44)が、本人の代理で、仏メディアに向けて謝罪の声明文を出し、英公共放送『BBC』がそれを伝えた。

ベアは「小便がしたい」というドパルデューに瓶を渡し、その中に用を足すように告げたというが、瓶は一杯になりおしっこが溢れ出してしまったそうだ。「ジェラールは動転し、汚したところを掃除したいと申し出ました。彼は前立腺の問題を抱えており、尿の問題を心配していてとても屈辱的だと言っていました。」

それに、「酔っていた」と報じられた件については、「彼はあの時、完全にシラフでしたよ。今回の件は、彼の通常の行動ではありません。」とベア。

飛行機はこの事件の後ターミナルに引き返し、2時間をかけて清掃された。ドパルデューは飛行機から降ろされ、後発の飛行機に無事搭乗してダブリンに到着したとのことだ。

この件に対して医療専門家達からは、大人用オムツを着用していればよかったのに、という声が上がっている。米ネットワーク『ABCニュース』の取材に対し、ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイ・メディカルセンターの前立腺がんの専門家、ハワード・サンドラー医師は、「患者達には飛行機に乗る際はトイレの使用を制限されるので、放尿のタイミングとスケジュールには十分注意するようにいつも説明しています。」と語る。

そして、どうしても!の場合に備えて、やはりオムツを使用することも手だと専門家達は勧める。ドパルデューも、今後飛行機に搭乗する時は、着用を検討すべきではないだろうか? 近頃、セレブを乗せた航空機で、トイレを巡るトラブルが意外と多発しているが、今回の件はかなり不名誉で、仏映画界を代表する名優の一人であるドパルデューにとっては、かなりのイメージダウン。当初伝えられたような「酔っ払いの嫌がらせ的放尿行為」ではなく、前立腺という医療上の問題であったということを、もっと声を大にして強調したほうがいいのでは?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)