英女優ケイト・ウィンスレット(35)が、ハリウッドにはびこる美容整形信奉に「自分は決して屈しない」と表明し、2人の英女優、エマ・トンプソン(52)とレイチェル・ワイズ(41)もそれに賛同の意を表したことから、3女優による「アンチ美容整形同盟」が結成されたと報じられた。果たしてその真相は?
ウィンスレットは14日付の英『デイリー・テレグラフ』紙の取材で、ハリウッドにはびこる「美容整形を受けて美しくならなければならない」という無言のプレッシャーには、決して屈しないと語った。「美容整形を受けることは、私のモラルに反するわ。両親が私を産んでくれた姿が、自然美で一番だと思っている。」「私は女優だから、顔の表現を(ボトックスなどの整形で)フリーズさせたくはないの。」とウィンスレットは力説する。
ウィンスレットと95年の映画『いつか晴れた日に』で共演して以来の友人だという、ベテラン女優エマ・トンプソンもこの意見には賛同のようだ。「私は自分をだまさない。」「私達は、60歳の女性が30歳に見えなければいけない、というようなひどい若さ偏重のただなかにいるわ。」と語った。
最近、007俳優のダニエル・クレイグと電撃極秘結婚した女優のレイチェル・ワイズも、「完璧すぎに見える人は、セクシーでも、ビューティフルでもないわ。」と語っている。
『テレグラフ』紙では当初、この三大女優の持論を総合し、3人が、ボトックスなどに頼り切ったハリウッドの人工的な美容に反対する「英アンチ美容整形同盟」を作ったとやや大げさにぶちあげて、大きな話題となっていた。しかし、実際に3人が団体を立ち上げたということはないと、ウィンスレットのパブリシストが芸能サイト『E!』に否定。記事も、トーンダウンしたものに修正された。
とはいえ最近では、美容整形へのアンチ意見を公言するAリスト女優が増えて来ていることは確かだ。「子育てが終わった後の豊胸はしてもいいと思っているけれど、顔にシリコンを使ったり、ボトックス注射みたいなからくりをしたりするのは、純粋な虚栄心からよね。」と独『OK!』誌に語ったのは、女優グウィネス・パルトロウ(38)。
また、女優サルマ・ハエック(44)も、「カオは何もしてないわ。皮膚剥離もしてないし、ピーリングや(ボトックスの)注射も、いかなる種類の処置も受けてないわ。何にもね。」と女性誌『allure』に明かしている。
こうAリスト女優達に言われては、整形好きで知られるセレブ一家、K家の面々や、全身整形で有名なリアリティTVスターなどは、全くもって立つ瀬がない。ウィンスレットらの発言は、「整形にこだわっているようじゃ、一流セレブの仲間入りは出来ないわよ。」というメッセージにもとれるが、アナタはどう思う?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)